2011年12月30日金曜日

現代社会を生きる。

今日で2011年も終わりですね!!
皆さん!良いお年を!

っで、今回の投稿は以前から下書きで書いていたけど、うまくまとまらなくて塩漬けにしていたものです。
うまくまとまったから公開しよう!ってわけではなくて、中途半端な状態だけど、ブログだからそこまで考える必要ないかーっと思って公開することにしますた。

今回の内容は、まだ仕事もしたことない僕が、どうやってこれからの日本を生き抜けばいいんや?っということを書いてます。ですので、既に仕事されてる方は、ケツ青いな!くらいで適当に読んでください♪




僕はブログを読むのが好きで、面白いブログはよくチェックしている。

金融日記もその中のひとつ。なかなか興味深い投稿があった。



リンクを見てもらえばわかる通り、本の紹介だ。本の内容は僕も読んだことが無いのでわからないけど、このブログの著者が簡単に解説してくれている。解説を読んで藤沢氏の意見をまとめると、金銭的報酬は従業員のパフォーマンスを下げる。その理由は、金銭的報酬が常に頭の中で大きなキャパシティを占め、柔軟な発想にブレーキをかける。っということらしい。
僕は今回、組織的からのアプローチではなく、個人からのアプローチで現代社会を生き抜く、という問題を考えてみたい。


これを読んだ後僕は、先日読んだバフェットの本が頭の中でちらついた。
バフェットが唱える投資とはバリュー投資。割安な会社の株を買って、長期保有し、目先の利益に囚われずに大きな利益をあげること。
この一文が藤沢氏のブログと、関連が深いように感じた。

仕事に対するモチベーションのベクトルが金銭的な報酬である場合は、投資でいうところの目先の利益、つまり、デイトレード等に代表される投機であって投資ではない。では、長期保有型の投資で言うと何になるのか。それは、好きな事を仕事にし、報酬とは無関係のところで自己満足を得ることだと思った。

もちろん、生活していく上でお金は大切だし、自分の自己満足と会社の利害が一致しているのかを確認するツールとしても報酬は大切だ。自分の自己満足が会社の利益と結びつかなければ、それはつまりただの自己満足で終わってしまう。
報酬とは会社から送られてくる自分への成績表なので、それ以外でも自分を評価できる基準を持つことは必要だ。別の言い方をすると、自分で自分の成績表も用意する。そこから、総合的に自分の仕事を評価し、自分のベクトルが正しい方向に向かっているのかを確認する。


これは企業評価する際にもとても大切な概念で、ひとつの指標に囚われず、いくつかの指標を読み取って総合的に判断をしていく。
それはつまり、無形資産の評価が今でも大きな論点となっているように、仕事で生み出した商品も現代では無形資産が産み出した価値に近いのではないだろうか。無形資産に近い生産物なのだから、それへの評価も自ずと困難になってくる。


ただ、僕はそれ以前の問題として、パフォーマンス(いい仕事してますねー的な)が何かすら明確に定義されてないような気もする。いや、定義されているが、それ自体が変な定義なのだ。
例を挙げると、IT系の業界のように、やっつけ仕事でスピードがあれば、エラー連続でもOKなのだぜ!結局のところ、顧客とうまく折り合い(エラー自体が仕様なんです!)ができ、それをうまく納得させる奴がパフォーマンスが高く、出来る奴!となっている。
ただ、その早い納期を売りにしてる会社なら、エラーに目を瞑る事が出来、仕事を早くすることがつまりパフォーマンスが高い人であり、結局のところ、属する会社によってパフォーマンスの定義すら変わるのではないか。
変な定義と言ってはみたものの、グローバル化でスピードが求められ、どれだけ完成度が高い商品でも、遅ければ意味が無い!なので、時代がそれを求めてる?ので、昔的ないい仕事は、現代ではまったくもっていい仕事ではないのだ。よって、やはり属する業界や企業によっては、それがパフォーマンスの定義となってしまう。だから、結局のところ、企業が求めるパフォーマンスと自分が思い描くいい仕事が不一致になるのは仕方がないことだと思って割り切らないといけない。

じゃあ、結局不一致なのだから、従業員としては金銭的な報酬を最大化させるために頑張ればええやん!っとなる。確かにその通りだ。
ただ、注意しないといけないことは、「金銭的報酬最大化」なる目標が、本当にそれを最大化させるのか、つまり、人はそれを達成するために、的確な選択ができているのか、という問題である。
なぜ、このような問題があるのか。それは、やはり先程も述べたように、人は短期的な利益を、つまり目先のにんじんに目がいってしまうからだろう。


じゃあどうすればいいのか。
僕なりに考えてみた。それは、定期的に自分のスキルが、自分の属する会社だけではなくて、もっと広い角度からどの程度評価されるのかを考えること。
もっと単刀直入に表現すると、明日首になってもすぐに仕事を見つけられるかどうか。
結局のところ、自分を評価者としてみた場合のパフォーマンスの最大化で、一番大きな評価点は、どこでもやっていける能力を身につけることだと感じる。例え、自己の評価で先程も述べたように、「好きな事を仕事にし、報酬とは無関係のところで自己満足を得ること」は、収入の確保があって初めて成り立つ評価ポイントなのだ。

どこでもやっていける能力を上げること、例えば語学がそれに当たると思うのだが、それを上げることはイコール自分の市場価値を上げることにつながる。そして、会社の一番重要な資源は人なので、結局のところ会社にも貢献していることにもなる。そして、会社はそんな人材が外に流れないように待遇の面で優遇するのか、それともやり甲斐があるプロジェクトを任せて自尊心を刺激するのか等、会社は人材の流出を防ぐために方法を考えなくてはいけない。それ自体が結局は、個人からすると成果物であり、モチベーションを上げる材料でもある。

っとまあ、仕事もしたことない奴が何いってんだ?ってなると思うけど、みんな最初は仕事したことないので許してください。これは、あくまで仕事もしたことない素人がグダグダ頭の中に浮かんだことを文章化しただけのことなのです。ただ、今はこう思ってる!っていうのは確かです。僕の主張を一言でまとめると、組織的な面と個人的な面の2つのアプローチで自分のパフォーマンスを評価し、現代社会を生き抜かないと!なのです。



名言ノート

優秀であることは、ひとつの行動ではなく習慣である。  
by アリストテレス


ローマ人の物語





最近、ブログの更新が滞っていた。一週間に一度は更新するぞ!っと思っていたけど、前回の投稿から8日過ぎた。
でも、この8日間一度も投稿に手を付けていなかったわけではなくて、付けたけどうまく文章を組み立てることができなかったので公開しなかった。でもまあ、中途半端な形であっても、更新頻度は1週間に一度は頑張って達成したい!

さて、最近のマイブームはローマ人の物語だ。
他の本も色々とつまみ食いしているので、ちょっと期間が空いてしまっていた。

僕は歴史小説が大好きで、今まではもっぱら日本のそれか、中国のを好んで読んでいた。
日本の歴史小説なら司馬遼太郎。
中国の歴史小説なら宮城谷昌光が大好物だ。
そこに、ヨーロッパの歴史小説の牙城、塩野七生さんが新たに追加された。



今までにも書評でローマ人の物語を取り上げたことがあるので内容は割愛するが、今回この6冊の文庫はユリウス・カエサルが主人公だ。
塩野七生さんが原史料に基づいて書いてくいてくれているので、ヨーロッパ史の勉強にもなるので非常にありがたい。
それに、塩野七生さんの脳を経由して伝わってくるユリウス・カエサル像が、とっても生き生きとしており、あたかもユリウス・カエサルと話を交わしているかのような錯覚に陥る。その同年代を生きた、カエサルの友人キケロ。彼の人間味あふれる手紙の往来も紹介されており、広義な意味での小説にしていては勿体無いくらいだ。

僕は、この本がたくさんの日本人に読まれることを望んでいる。
それに、ローマの文化は日本の文化に近いというか、日本人にもわかりやすい。
その理由は2つある。
1,法律を国家運営の柱としている
2,多神教を認めている
1については、今の時代当たり前だと思われるかもしれないが、そうでもない。例えば、宗教を柱としたアラブ周辺国や、まだまだ法律がうまく働いていない新興国等がそれだ。ローマはそれらの国とどのように関係を構築していくか?という問は現代人でも参考になる部分は多いと思われる。
2については、日本人のように米のひと粒ひと粒までに神が宿っているっと思うような人種は世界を見回しても少ないのではないだろうか。西欧のように、すでにキリスト教が普及してしまった人たちからすると、逆に実感としての理解ができないと思われる。この神という存在に対して、そして宗教という信教に対しても客観的に観察できる日本人は、他の信教がある国の人達にどのように接していけばいいのか、っという問題に解決の糸口を与えてくれるかもしれない。

そんな偉大な歴史を残してくれていたローマ、同時代の日本がまだ弥生時代だったことを思うと、愕然とする。


塩野七生さんは参考文献をも列挙してくれている。
そのまえがきとして書かれている内容が、すごく興味深い一文だったので以下に記すことにする。

「言語を使って成される表現は、意味を伝えるだけではなく音声も伝えるものであり、言い換えれば、意味は精神を、語品もふくめた音声は肉体生理を伝えることである。翻訳もこの概念で成されねばならない。私もルネサンス時代を書いていた当時から原史料最優先主義を通しているが、それも、その時代に生きた人々の音声、つまり肉体生理までも伝えたいと願ってきたからである。ただし、読み手に伝える前に、私自身が音声を聴かねばならず、肉体生理を感じ取らねばならない。書き手が感得しないで、どうして読み手に伝えられよう。結果として、この二巻を書くための勉強の大半は、キケロとカエサルの書き遺し言い遺したものの一字一句を、文字どおりなめるように読み、その間もそれをめぐって考える作業、つまり読み込む作業に費やされた。」


この文章を見ると、如何に塩野七生さんがローマの物語を編集するのにあたり、全身全霊を捧げて取り組んでいたのかが垣間見れる。文章が如何に素晴らしく、力強く、多彩で、その構築が如何に大変かがわかる。

そして、その中の一文が、中国語、英語を勉強する僕としては無視できない。
翻訳もこの概念で成されねばならない
伝えたいと思うなら、まずは相手の意味を読みとかなければならない。
簡単なようで、非常に難しいこのプロセスだけど、プロフェッショナル意識を持って学んでいかなければいけないな・・・っと思わせてくれた。

とにかくも、自分の生き方と比べてみると、僕ってなんてしょぼいんだ!!っと思わずにはいられない作品だった。


追記:
今回から本から拾ってきた名言を載せていこうと思う。
僕が本を読んでいる時にぐっと来た言の葉。

優れたリーダーとは、優秀な才能によって人々を率いていくだけの人間ではない。
率いられていく人々に、自分たちがいなくては、と思わせることに成功した人でもある。
持続する人間関係は、必ず相互関係である。一方的関係では、持続は望めない。

ローマ人の物語より

2011年12月22日木曜日

ガラガラおじさん

最近、寒くなってきましたね。

手洗いうがいはしっかりしてるでしょうか?僕のバイト先ではいつも、朝8時55分から給水室でうがいするおじさんがいます。僕は、この人をがらじーと呼ぶことにしました。僕がバイト先に着いてまずすることは、お茶を入れること。その時に、ガラジーによく声をかけられます。
ガラジーは挨拶ついでに一言付け加えてくれて、先日の一言はポットに毒が入ってるでした。僕が「え?」って言うと、ポイズンと返ってきました。聞き取れなかくて「え?」っと言ったのではなくて、反射的に戸惑って出た言葉だったのですけどね。。しかし、ここで挨拶にプラスアルファー付け加えてくれた人に対して、「え?」だけでは失礼なので、「やばいっすね!!」っとハイテンションで返すと、次は毒の解説を始められた。

「チフス、ボツリヌ菌、O157、コカイン、アヘンだーよ」「あ、アヘンは水に溶けるのかな?」っとここまで来たとき、僕は毒の解説からドラックに移行したことを素早く理解する必要があった。まったく関連性のないように見えるこのオブジェクトを彼は一括りに毒とした。いや、でも毒で間違いない。中国語で薬物のことを毒品と言うし、何しろ薬物は体に毒だから、あながちガラジーも的を得ている!!っと心の中で分析していた。

すると、今度はLSDかなにやら薬の話をしだした。「知ってるかい?ハイになっちゃうよ!」。うがいでここまでハイになってる姿を見ると、僕はうがいこそ脳内麻薬を発生させる手段ではないのかと、LSDやらの話そっちのけで妄想を始めてしまった。っというか、朝の挨拶プラスアルファーにしては、かなり濃密な挨拶だなこれ。ここで、あらかじめ断っておくけど、ガラジーはかなり健康派そうなので、絶対に薬に手なんて出していないでしょう。
だけど、彼自身がもう薬なんて必要ないほどのテンションを維持しているのは確かだ。


そんなガラジーは、昼頃に僕に一枚の広告を手渡した。ロッテリアの。しかも無言で。。。これは・・・?っと声をかける暇もなく、颯爽と隣の席の人に渡していく。どうやら、ここでは恒例となっているらしく、みな何事もなかったように仕事を続けている。しかし、僕は脳内で、ガラジーがロッテリア好きなのかどうかが気になって仕事に手が着かない。


どうしても気になったので、横の人に聞いてみた。すると、「たまにくれるんですよ^^」。なんてWINWINな関係を作り出す人なんだと僕は思わざる得なかった。しかもただで。クーポンがついた広告を渡すだけで、ロッテリアは喜ぶし、クーポンもらった人は喜ぶ?し、ガラジーは仕事の合間に職内散歩ができるしで、コミニケーション上手過ぎる!!僕は、その場でロッテリアの広告をゴミ箱に捨てはしたものの、そんなの関係ないのだ。ちょっと強引な方が良い!っというのは女性を打ち落とす時に言う決まり文句だが、この広告はまさにコレ!!一言も、ロッテリアに行け!とも言わずに、広告だけをさらっと置いていく様は、プレイボーイな匂いしかしない。


そして、彼の行為のすばらしさを確認した後にやっと仕事が手に着いた。
やっとこさ仕事が終わって、いつものようにマクドに行ってから何の本読もうかなー?っとるんるんで出口を出ると、ガラジーとすれ違った。そして、すれ違いざまに「さらば」の一言。まさか。。あまりに紳士的な対応に僕はショックを受けその日マクドに行けませんでした。

2011年12月16日金曜日

歯がゆいけどこの時期が一番面白い。(ラングリッチのサービス)

なにが歯がゆくて面白いかというと、それは現時点での僕の英語のSpeaking能力です。

僕はラングリッチというオンライン英会話のサービスを利用して英語を勉強してます。

毎日50分間フィリピン人と英語で会話できるのだ。

ええ時代になったなーっと思わざる得ません。

そして、英語がどんだけ学びやすい言語なのかってのも忘れちゃいけません。

英語は溢れんばかりに教材があるので、自分にあったやつを選べるってのが他の言語と違うところ。

今では中国語の教材もたくさん出てきたけど、僕が始めた頃は、ほんとお粗末なもんでした。



っで、今回のタイトル。

なぜ歯がゆく面白いのかというと、僕の中では今のつたない英語で懸命にコミュニケーションを取ろうとするのが楽しい。

中国語を振り返ると、最初の半年が一番中国語を使っていて楽しかった。

それと同じで、英語もすぐに出てくる言葉の数が少ないので、いろいろと脳みそを絞ってセンテンスを構築していく作業が面白い。

やっぱり言語はよちよち喋りができたくらいが一番楽しいのかもしれない。

だから、この面白い時期にフィリピンに行って英語を使いてえええええ!!!



今すごく気になってるのが、ラングリッチの留学サービス

一ヶ月ご飯付き、部屋付き、授業付きで9万で行けるってどんだけやねん。

これは絶対に夏休みと冬休みは行くしかない。

もう決めた。行く!!

不思議の国のM&A



前回の投稿でも牧野洋氏の本を紹介した。

っで、今回も牧野洋氏の本を読んだので、アウトプットの練習として内容をまとめる。
しかし、もう本を図書館に返してしまい、記憶を辿りながらの作業になるので、内容の保証はできましぇん。



この作品は、日本のM&A事情が他の先進国と比べていかに特殊な環境下でなされているのかを示唆している。初めは三角合併を巡って話を展開し、経団連やマスコミが海外のハゲタカファンドに対して過敏に反応することの無意味さ、そして彼らの無知を非難している。



続いて、アメリカで起こったM&Aと日本のM&Aを比較分析している。日本のM&Aが如何に企業価値を無視して、買収プレミアムを設定しているかを説く。それはつまり、日本のコーポレート・ガバナンスが株主利益の最大化を重視しなかったことを意味している。その元を辿ると、株式持ち合いが大きな原因になっている。株主持ち合いによって大株主がお得意先や大手銀行になり、資本経済を無視した行動をとる。



ここで簡単な例を挙げる。AとB2つの企業が株式持ち合いを行なっている。
AがM&AのターゲットにされTOBによってCが一株あたり480円でA株を買い付けると発表。
A株の株価は、TOB発表前400円で推移していた。すると、一株あたりプレミアム80円、つまり株価の20%をプレミアムとして上乗せしている。世界的なM&Aでみると30%前後が適正価格となり、Cの提示価格は世界的には少し低いが、日本では妥当だと言える。
しかし、Aは社風が合わないのでCとの合併を回避することにした。
A側にいるBや銀行は当然のようにTOBには応じず、CのTOBは成功しなかった。



日本がよく悪者に仕立て上げるのはCである。
しかし、実際の悪者はAに居座ろうとしている取締役なのだ。
なぜなら、TOBに応じないということは、プレミアムであった80円を超えるだけの成長を株主に対して取締役達は説明しなくてはならない。しかし、日本ではそれは成されず、やれ企業文化だの、ハゲタカだので責任をなすりつけている。80円のプレミアム、つまり、TOBが成功していたら株主が得る利益を事業によって確約できるのだろうか。
また、Bや銀行もTOBに応じなかった理由を自分の株主説明しなくてはならない。
つまり、Bや銀行がAに対する将来性を合理的に説明し、自己が取った妥当性はどうなのか、それ以上のリターンをAから望めるのかを説明しなくてはならない。


こんな事態が日本では日常茶飯事なのだ。
そんな日本の状況を本書では実際に起こった内容を元に詳細に記していた。

2011年12月9日金曜日

バフェットの本読んで悩む。

最近、牧野洋氏が書いた本をよく読む。
牧野洋氏について






中国で僕はファイナンシャルマネージメントを専攻していたので、株式投資については、理論的な面ではいろいろと学習してきた。
その時に知ったことは、株式指数を越える運用成績を達成するこの難しさだ。多くの投資ファンドもそれを達成することは困難で、数年を跨いで達成出来れば、かなりいい運用成績だと見なされる。
そのなかで、バフェットは常にそれを達成し続けた化け物投資家だ。



そんな彼に興味を抱いたのは五年くらい前で、その時、中国語で彼について書かれた伝記を読んだ。その時は母国語でなかったのと、僕の知識が足らなかったのために、彼に対する偉大さがよくわからなかった。そして、先日読み終えた牧野氏による伝記で彼の偉大さをしっかりと確認した。
そして同時に、自分が理論だけを学習して、実際に自分の身銭をはたかずに、のうのうと本だけを読んで満足してるところに情けなさを感じた。




話は脱線してしまうが、ここ最近の悩みもこの理論と実践にある。いや、正確に言うと、この悩みは以前からずっと持ち続けている。僕は理論オタクにならないために、テキスト以外の事実に則した物語を読むようにしている。そのなかのひとつが黒木亮氏の小説だ。物語を読んで、主人になったつもりで、自分ならこの案件をどうやって処理できるか等を妄想する。しかし、いくら黒木亮氏の小説が緻密な取材を根拠にしていても、その時点で使用された書類等を分析しない限りは、程度の低い妄想で終わってしまう。そう考えると自分が今学習している内容は、やっぱり表面上のことだけなんだろうなっと思う。この思いが時々本当に重く僕の上にのしかかって、はやく実務の世界に身をおいて活躍したいと気持ちが高ぶる。その想いがなぜ早く起業でもしないのかという考えに連想してしまう。ただ、進学を決めた時点でもう少しその気持ちを温めておくべきだと自分に言い聞かせている。そうと決まれば迷いを捨てて、とれあえずはテキストとにらめっこして、将来のために知識を蓄えればいいのに、やっぱりまだ悩む。その悩みも結局は一般論である実務第一なる考えに流されているからかもしれない。いや、一般論と言ったけど僕もそれを自覚しているから少し複雑なのかもしれない。ただ、僕は最高級の質の実務経験を手にするために進学を決意したのた。


五年後、十年後の僕は今の決断をどう見るのだろうか。
五年後の自分に後悔させないためにも死に物狂いに勉強しなくては。。

2011年12月4日日曜日

中国語の勉強

英語の勉強ばっかりやってるけど、中国語は大丈夫かな・・・?

っと最近心配になってきた。

日本に帰ってくれば中国語が留学していた時のように話せなくなるという話をよく聞く。

今のところ、バイトで中国語の入力や中国語で本を読んだりすることがあるので、自覚できるほどのレベルダウンはないようだ。

でも、それと同時に進歩もしてない。

これからは中国語を勉強せずに英語を勉強したほうが費用対効果は高そうだけど、それなりのレベルにもっていけたのだから、たまには中国語のボキャブラリーを増やしたりとスキルアップを図ったりしないともったいないな。



僕が中国語を勉強する時に使うサイトは土豆の経済関係の動画

むこうに居るときは毎日のようにCCTV2の财经频道を見ていた。

だから、CCTV2をリアルタイムで見たいのだけど、日本ではネット上で見れないようだ。



それ以外にもビジネス中国語を学びたければ、新浪财经を見るのがいい。

自分の興味があるニュースを選択して、わからない単語を調べてノートに単語帳を作る。


その時に便利なのが、このオンライン辞書

ピンインがわからない時はこのサイトの手書き入力で漢字を検索すると一発で出る。

しかも、このサイトにある有志で作られた単語帳がかなり便利。

HSKのレベルごとに必須単語を作ってくれているので、それを元に単語量を増やすといい。


2011年11月30日水曜日

孫子兵法を読んでみた。


「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」などの名言で知られる『孫子』。春秋時代の孫武が著わし、二千年以上も読み継がれた名高い古典は世界最古の兵法書として、また人間界の鋭い洞察の書として親しまれ、今日もなお組織の統率法や人間心理の綾を読みとるうえで必携とされている。本書は、従来の宋時代のテキストより千年以上も古い前漢武帝時代の竹簡文に基づく精密な唯一の解説である。

孫子兵法を読んだ。

中国に留学している時、原文と現代中国語訳で読んだことがあったので今回は日本語での挑戦。

読んでみても、なんで日本で孫子兵法がこんなにも持て囃されているのかよくわからなかった。

正確に言うと、なぜビジネスの世界でそれが持て囃されていたのかという理由がわからないという意味。


僕の中で孫子兵法のエッセンスを抜き出すと次の3点になる。

1、できるだけ情報を集めろ。

2、情報をうまく使え。

3、相手にペースを握らせず、自分のペースに持ち込め。

全くもって現代でも通じるポイントだ。

でも、現代では情報を集めるのは簡単になったし、情報をうまく使う、ペースの主導権というのは経験や天賦の才能に負う部分が大きいと思われる。

っということは、現代で必要になる技術は如何にして情報を選択し、分析して活用するか。

確かに、あの時代であれだけの体系立てた書物はなかった様なのですごいというしかない。


だけど、やっぱりイマイチよくわからない。

どうやればその技術を身につけられるのか。

ので、他の本もあわせて読むことにした。


敵に勝つだけではなく究極には己に勝つこと卓越した戦略家的素質と隠者的性格を合わせもつ孫武と、復讐に憑かれた伍子胥。骨肉相食む戦乱の諸王、将軍、刺客等の人間群像を独自の解釈で鮮やかに甦らせる。

この本は孫子兵法の作者と言われている孫武の人生を描いた作品だ。

この小説の作者がいきいきと孫武の特徴を描くので、かなり楽しく読めた。

孫子兵法が書かれた理由、孫武は実は争いごとが嫌いだったということ、伍子胥や呉王との関係、周辺の列国、時代背景等が詳細に書かれているので、あたかもあの時代に入り込んだような気持ちになった。

そして、僕としては下巻の孫臏編のほうが面白く読めた。


「兵法家と兵学者は違う」孫武の時代から約150年後、後孫にあたる孫臏は龐涓の影響で兵法のおもしろさに目覚めた。やがて魏につかえ大将軍となった龐涓を訪ねた孫臏だが、その才能に嫉妬し恐れた龐涓の残酷なたくらみに嵌ってしまう。かつての友への復讐と兵法家としての意地を賭けた最後の戦いが始まる。

孫臏は初め外で狩りをして過ごすのが好きだった。そこからアマゾンの解説でも書かれているが、龐涓に出会い、先祖が書いた孫子兵法を読んで読書に目覚める。

僕がなぜ下巻の方に惹かれたかと考えたところ、彼の生き方の中にその技術を習得する方法が書かれているように思えたからである。

そして、孫臏と龐涓との両者を描いていることによって、より鮮明に技を習得するために適した心理状態を知ることができた。

ここで言った心理状態はすべての場面、技術、学問において共通して大切だ。

そしてその心理状態が、両者の学ぶ目的を決定し、物の見方を変えていく。



もし興味があれば孫子兵法だけではなく、小説の孫子も合わせて読むことをお勧めしたい。



さて、話は変わってこれを読んだ後、僕は現代にどのように、しかもビジネスの場面でどうやって生かせるのかを考えてみた。

っで、昨日の夜ビールを飲みながら布団に寝っ転がって妄想を繰り広げた。

でも、どの場面か、という具体的な場面がよく浮かんでこない。

いろいろ考えた挙句、考えついたのが口喧嘩についてだった。

我ながらアホな展開やと思わざる得ないが、口喧嘩と言っても千差万別。

ただ憎悪だけが先行した口喧嘩もあれば、相手に自分の意向を伝え、相手を動かすための口喧嘩。

前者は普通の口喧嘩。

後者は口喧嘩というより交渉と言ったほうがいいかもしれない。

なぜ口喧嘩を考えついたかというと、孫子兵法を自体が戦争を扱って書いたものだから、それに一番近い形で、しかも僕が実際体験したことじゃないと、よくわからんまんまやと考えたから。

でも、口喧嘩の2つの違いも戦争でも同じなような気がする。(昔の戦争では)

まずひとつが、復讐や憎悪による戦争。

もう一つが、ある目的のための戦争。

現代ではさすがにひとつめの戦争はなさそうなのだけど・・・・どうだろう。

っとこんな感じに僕は頭の中で展開していった。






では、話を口喧嘩に戻す。

所謂、普通の口喧嘩。

僕は平和主義だし、争いごとには関わりたくないけど、孫子兵法を少しわかった気になるために、そこらへんの飲み屋で口喧嘩してくる・・・ほど勇気はないので妄想する。

まず、口喧嘩での勝利とはなんなのか。

相手をコテンパンに言い負かして、プライドをギタギタにすることなのだろうか。

もちろん、日本人はお互いに気を使いあう民族だし、いい大人がそんなことのために時間を使うなんて相当なことがない限り滅多にないだろう。

そこまで考えて、僕はあることを思い出した。

それは、以前中国で口喧嘩というか、そんなものをタクシーの運転手に吹っかけられたこと。

いや、僕だけじゃなくて日本人の留学生なら誰でも同じような経験があると思う。

そう。日本の侵略問題がその時の論点だった。

タクシーの運転手は日本の侵略問題についてどう思ってる?っと聞いてきた。

こういう時の運転手は2タイプいる。

ひとつは、ただ日本人がどういうふうにその時のことを考えているか知りたい好奇心だけのおっさん。

もう一つは、日本人が昔した侵略問題を手に振りかざして、説教をするタイプ。

どっちが多いかはわからないが、両方共結局のところ面倒くさい。

僕は最初の1年間、この問題がよくわからず、ただ説教されるだけ、頷くだけを貫いていた。でも、毎度毎度のことのように聞かれるとイライラしてくる。


俺は日本人だが、その時代に生きてもいなければ、興味すらねーんだ!
しかも、こっちは金払ってタクシーで移動して、なんでお前の話になんか付き合わなくちゃいけないんだ。逆に時給払え!!


だから、僕は知識武装してタクシーの運転手と戦うことにした。

その時に孫子兵法を読んでいれば、こんなバカな行動は取らなかっただろう。

僕は、インターネットで日本の侵略問題について調べた。

そして、その中でまだ歴史的に証明されていない部分、相手が認識していることが事実と違う部分を洗い出した。それ以外にも、中国とスーダンの問題。彼らは戦争を批判しているのに、中国がいましていることは間接的に戦争に関与しているんだぜ!っという情報等を揃えて、中国語の表現を考えて・・・・

そして、決戦を挑みにいざタクシーへ!

いつもとは違い、相手の穴を探し、準備した武器を有効に使えるタイミングを探った。

そして、相手のおっさんも僕が聞き役に徹していると見るや、感情を込めて唾をボンネットに飛び越えん勢いで喋り立てる。

そして、ここだ!っと思うポイントで相手のおっさんの話を遮り、僕の武器を振りかざした。

そして、相手の今まで思っていた歴史観の問題点、論理の欠如、推理の幼稚さ、果ては中国の今抱えている問題にまで突っ込んで斬りかかった。

おっさんはタコのように真っ赤になって、怒鳴りだし、唾も僕の顔に噴射させてきた。

このおっさんの先祖はタコやったと、今飛んできたのも唾やなくて墨やと、変な攻撃で脳内を荒らされた。

おっさんは僕が調べてきた内容について大いに不満で、まったく根拠がないということを言っている。

っで僕は運ちゃんが言っていることも別段根拠はないし、それ以上に他の問題でいろいろと中国を攻撃してやった。その上で、運ちゃんという社会的な弱者がなにを言っているんだというような意味合いの言葉も投げてやった。

ここまで来ると、なんて性格の悪いやつだ!根性が腐っとる!っと思われるかもしれない。

しかし、当時の僕はずっと日本人を馬鹿にされてきた怒りで冷静にモノは見れなくなっていたし、何よりも日本人だって反撃するんやぞ!っというところをたまには見せないといけないっと考えていた。

もちろん、今ではそんな面倒くさいこと真っ平御免だし、なにより争いごとが嫌いだ。

おっさんは既にかなりヒートアップし、ハンドルをガンガン殴り、プライドと尊厳を一元の価値もないくらいに言われたので、既に話ではなくて、すべてが罵倒に変わっていた。




こりゃー困った。

僕としては、子犬のように運転手がシュンっとなる姿が見たかったのであって、逆上されて今にも殴りかかられそうな状態に自分の身を置くなんて考えてなかった。

幸い、すぐに目的地についたので無傷で済んだ。

僕も懲りずに、何度かこれと同じことを他のタクシーの運転手に仕掛けたことがあったけど、何度かやるとだんだんと面倒くさくなってきた。

いや、何よりもいつ攻撃されるかわからん!っという恐怖があった。

一応、口喧嘩的には僕のほうに分があったようで、大いにタクシーの運転手をコテンパンにやってやったと思った。

一度目は確かに、怖かったけど、見返してやった!っという自己満足があった。

でも、何度かバトルごとに、だんだんと味気なくなってきたし、なによりも怖い。

そして、僕は面倒くさいし、もうやめよーっと思って以後やらなくなった。


このバトルを孫武のように僕は評価してみたい。

まず、勝利の意味が不明確すぎる。

おっさんのプライドをボロボロにして何の意味があったのか?
この勝利が何をもたらすのか?

自己満足のために相当無駄な労力、時間を使い、危険もかなり背負った。(いつ殴られるかという恐怖もあった。)

100点で採点すると3点くらい。

メリット:
自己満足。
日本人としての尊厳。

デメリット:
面倒くさい。
時間の無駄。
危険。
タクシーの運ちゃんは二度と日本のことを好きになることはない。


そして、日本人としての尊厳っていうメリットもかなり不明確。
これを機に運ちゃんが日本人を認める、っという考えに行き着くわけがない。だから、結局これも、自己の中での尊厳を保てたに過ぎない。ってことは、自己満。


こうやって考えると、最初に提起した勝利とは?の問題で考えた勝利は全然ありがたくない勝利だということがわかった。


こうやって、タクシーの運転手と喋ることすら面倒くさくなっていたのだけど、ある時からまた話すようになった。

そして、この時はもう既に知識武装でやっつける!っという考えではなくなっていて、お互い尊重しあって、誤解を解いていく。っという目的を持って問題を話すようにした。

そうすると、運ちゃんも大満足で、日本人にもええやつおるんやな!みたいになった。

あの年代(40代くらい)は結構その問題に敏感で、日本人は最悪な民族!っと今だに思い込んでいる人もいる。それを少しでも変えていくという目的をもって話す。

こうすることによって、最初の喧嘩よりも非常に後味のよい喧嘩ができた。

そうやった後なら、いろいろ有益な話も聞けるし、憎悪も残らない。

もちろん、僕はただ媚を売っていたわけでもなくて、自分の意見をはっきりと言ったし、相手のプライドを傷つけるようなことはいわなかったし、相手の話にはしっかりと耳を傾けて理解を表した。

実際、こうやったほうが日本人はちゃんと中国のことを考えている!っという印象を持たせ、今までの日本人に対する怒りも冷ませられるんじゃないだろうか。

孫子兵法だと、ボッコボッコにできるように周到に準備すると書いてあるけど、あれは戦争。

僕がしてたのは、コミニケーションなので、何が優劣なのかの判断は自ずと変わる。

こうやって考えると、今なら何がベストの言い方で、目的は何がいいんだろう??

いや、あれはコミニケーションなんだから、両方共勝利、つまりWNWINの流れに持っていけるのが本当のコミニケーション上手やな!


なんてことをビール飲んで考えてた。

2011年11月27日日曜日

高尾山に行ってきた。

 25日に高尾山に紅葉を見に行った。
でも、めっちゃ残念なことに、この日携帯がバグって電源がつかない状態だった。
だから、わざわざデジカメを持って行った。
使い方が携帯みたいに慣れてなかったから、全然好きな風に撮れなかった。
それでも、紅葉が綺麗で、初めての山登りしちゃいました。これで晴れて山登りビギナー。
これからはBBQとかそんなアウトドア上級編にも挑戦したい!!




2011年11月23日水曜日

ベランダから撮ってみた。





















散歩の途中で撮るのが醍醐味なんだけど、とりあえず一日一枚撮りたいのでベランダからパシャリ。

スマホでも明るさを絞ることが可能だから、それを乱用していくぜ!


っで、明るさをかなり絞ると建物が真っ黒になって、空の色だけが鮮明に映る。


雲が川のように枝分かれして、この流れがどこまで続いてるのか不思議だ。

さーって本を読みに出かけよう。

スマフォトで趣味プラス!

先日も投稿した通り、僕には趣味らしい趣味がない。

っで、始めたのが散歩。そしてグルメウォーカーだ。

グルメウォーカーとは名ばかりで、実際のところ一度ドイツビールの専門店に入ったことがあるだけだ。

その時も、大ジョッキが1800円もして、目ン玉と股間が同時に飛び出しそうになったが、ええ経験やと思って財布を痛めつけてやった。

結局、店を出たときは半べそかいて、いつも通り円と元とで使ったお金を勘定して、うまい棒180本食べれたと、ソーセージも食べちゃったから260本だったと、うまい棒算までやった。

でも、こうやってブログに書けただけでも二次的に美味しかったと自分に言い聞かせてる。


っで、そのグルメウォーカーの過程で新しい趣味というか、行動を取るようになった。

それがスマフォで写真を取ること。


僕は写真を撮ることが元来すごく苦手というか、カメラを持っててもシャッターチャンスなんて完全スルーで、目の前の出来事に良い意味で全力投球してる。っと言えば聞こえはいいが、要するによく忘れる。

だから、今までは友達が写真をパシャパシャ撮ってて、いいなーとは思ったけど、カメラを買ってまでしたいなーとは思ったことがなかった。

正直に言うと、僕も写真に少し憧れがあった。

ただ、その憧れも、うまい棒算の前では意味をなさなかったのだ。


だが最近面白い事を思いついた。

スマホでええ写真を、しかも高性能カメラで撮るくらいええ写真撮るの面白そうやん!

はい。まったく写真を知らないド素人の発想なのだが、これがなかなか股間を熱くする。

スマホの写真だって、悪くない!っと思った矢先に、どっかのニュースでスマフォトの記事があった。


おお!!すげぇえっ!


っということで、僕も自分の中だけじゃなくて、どんどんブログとかでアップするぞ!!

っと単純な僕は直ぐに実行に移す。


ちなみに、僕はスマホで撮った写真を直ぐにPicasaに転送されるようにしている。

これが、すこぶる使いやすい。

ブログにアップしようと思えば、写真の欄からPicasaに飛べばいいだけなんて・・・時代はGoogleだと感じずにはいられない。



No1:袋の雨

池袋で日本人3人と中国人3人で飲んだ時に撮った一枚。
No2:黒い昼
黒い太陽なんてネーミングにしたかったけど
氣志團にさき越された。海浜幕張で撮った。


























No.3:影と大地

読書指針。何を読めばいいのか?

日本は幸運なことか、不幸なことかわからないが、一生を費やしても読み終わることができないほど本が溢れている。

もちろん、その中には読んでも全く意味が無い本(っというかこれが大部分なのだろう)も当然のように溢れている。

経済学上の言葉でOpportunity Cost(機会費用)というのがある。

掻い摘んで説明すると、一つのものを得るために、他の選択肢を犠牲にしなくてはならないという意味。

時間も大切な資源。

選んだ本を読むための時間は他に費やすこともできた。

つまり、本を読むという行為は自分の時間を使った投資なのである。

それなら、できるだけ自分にあった良書を選択したい。



前置きはこれくらいで♪

んで、僕はというと最近他のブログを参考にして本を読むようにしてる。

そのサイトの名前は読書猿


その中で「古典を勧める大人は無責任だ」という投稿を今日読んだ。


この方が投稿している記事は非常に面白いので、是非読んでみてほしい。

MBAの本棚やのに、ビジネス本を全然レビューしてない。。汗


2011年11月20日日曜日

グローバルマネーから見る中国の不動産

以下は僕の脳内妄想を文章化したもので、まったく根拠とかない。
ただの、遊びなのでよろしく。


各国のマネーの流れがどうなってるのか?
世界的なマネーの動きを観察することによって、僕の大好きな新興国がどうなってるのか知る。

マネーの大きな流れとしては、もちろんギリシャ国債からイタリアの財政危機と一番ホットな情報を扱うべきなのだろう。だけど、僕はその二国の現状がどうとかよりも、それによって新興国がどのような影響を受けるのかが知りたい。そんな好奇の目を持って、この度のヨーロッパの危機が中国の不動産バブルにどんなボディーブローをぶち込んだのか考察する。



まず、欧州の財務危機により更なるリスクを回避するため「ドル・キャリートレード」*1で新興国に流れていたマネーが一斉に引き上げる。マネーは人間で言うところの血液だ。もし、国の血液が滞れば正常な経済活動が不可能になる。これはつまり、新興国で成長の鈍化が見られるようになる。
もうひとつ大きな問題は、BRICsすべての対外与信残高のうち5割から8割を欧州系の金融機関が占めているという点。

この状態を噛み砕いて説明すると、脳梗塞でやべーのに、まだジャンクフード食ってメタボるのかというような感じ。


さて、中国に焦点を当ててみたい。


中国の最大の輸出先である欧州諸国が財政健全化、つまりムダを省こう!ってことになれば、需要の減少となる。また、欧州の金融機関の自己資本比率が向上すると、ボコボコになった銀行が他の国への投資なんて考えられるはずがなくなるので、中国への資金流入も減る。アメリカの米国もリーマンの後遺症で依然ダメ。中国の先行きがかなり不透明だ。




中国国内の情勢では、膨らむ地方政府の財務GDP比が6割に接近。
リーマン・ショックの時に中国は大々的にインフラ工事をやった。それによって、でっかい借金を作った中国だが、その時の借金を返済する時が来た。償還は11年と12年の合計で4割超を占めている。*2  これ以外にも、中国のインフレが止まらない。基準となる預金金利*3(1年)の3.5%よりも高い物価上昇率によって、実質銀行にお金預けといたら下がるやん!って状態だ。



次は、もう少しミクロな角度から中国を考える。中国の不動産の状況がどうなるか、それを知るにはコマツの決算短信を見ればいいと僕は考えた。コマツの重機を使ってインフラを整えていた中国。今まではずっと右肩上がりだったコマツだが、今季に入って売上が減少した。

コマツの2011年4月から9月までの決算短信

定性分析p4にある中国の欄にこう書かれている。

中国では、政府による金融引き締め政策が影響し、土木建設分野を中心に需要が減少したため、売上げは 前年同期を下回りました。


ほぉ。
やっぱり、中国の建設需要が下がってきているみたいだ。
っということは、建設需要が下がれば、今まで地方政府の大きな収入源だった土地開発が進まなくなる。つまり、地方政府の損益計算書も不動産バブルの先行きには欠かせない判断材料となる。



でも待てよ。
新たな建設が少なくなる→既存の建物に資金が流入する→不動産価格の高騰
にはならないのか?っと疑問に思った。

だが、中国の不動産価格は一般庶民には既に手が出ない域になっていると言われている。
そして、今不動産価格を押し上げている要因は異常な投資によるものなのだ。
では投資家は新たな建設が少なくなるという事態をどのように観察するだろうか?
単純に投資するほどの価値がなくなってしまった。だけで考えるだろうか。
僕は、この事態が深刻になれば地方政府の暴走が始まると思っている。

不動産価値が急激に下がれば、銀行のデベロッパーに対する貸し剥がしが始まる。
もしデベロッパーや建設会社が払えない事態になればデフォルトを起こす。
銀行は地方政府に泣きつくが、あの手この手で無視し、幾つかの銀行は潰す。

っとこんな構図になるような気がしてならない。

しかも、超ピッチで立てられた建物ばかりなので、おからばっかり。


っでもっとすごいのはこの後。

不動産バブルが弾ければ、今までの経済成長率を維持することはできなくなる。

失業率がガンガン上がるし、不動産価格の下落によって銀行の更なる不良債権が増える。

政府に対しての不満が国民の中で顕著に現れてくる。(物価上昇も相俟って


今まで中国の政治が安定していたのはすべて経済成長のおかげ。
その旨味が消えた瞬間、今まで我慢していたものが吹き出す。
そうなると・・・どういう事態が起こるんだろう。



あーまた関連資料でも読んで脳内妄想を繰り広げよっと。




2011年11月19日土曜日

便利な英語ツール。

英語を勉強する方法を常に模索してる。

僕はどうも飽き性なので、語学の勉強には不向きだなっと最近よく思うけど、工夫次第でマンネリを打破することができる。

実際、脳に情報を叩きこむ作業で、無味無臭無色な暗記ほどつまらんことはない。

ある程度のインパクトを与えて脳に効率的に情報をインプットさせる的なノウハウ本は巷にアホみたいに溢れている。

でも、結局のところ単語なんて何度も何度も繰り返してやる以外に方法はないって僕は思う。

でも、その何度も何度もどうやって繰り返すのかってのが重要で、ひたすらペンを走らて、単語を紙の上に敷き詰めるなんて狂人的行為は常人の僕には向かない。やったとしても5分で飽きるし、続かない。

だから、僕は面白そうな文章を読むことにしている。

例えばVOAとか、BBCニュースとか、比較的自分に合いそうなニュースを選ぶ。(一橋の語学学習サイト紹介ページ

そんな時に決まって出てくる知らない単語達。

出てくるたびに、面白そうな文章が読めなくてイライラする。

そこでなんかええ方法ないかな?っと思って調べてみると、いいのありますやん!!

僕が見つけたのはWEBLIOのクローム拡張機能。参照

あまりに便利すぎて、英語勉強するのが楽しくなっちゃう!!

わからない単語の上にマウスのカーソルを合わせると・・・あらびっくり、意味が出てくる。

もちろん、意味が出てくるだけじゃなくて、詳しくボタンを押すとWEBLIOのページに飛んでくれる。

わざわざスペルを撃ちこまなくていいってのがイカス!!


しかも辞書登録なる機能まであるっぽい!!なんて便利なんだ!!


ところで、昔から先生や親にたくさん辞書を引きなさい!しかも紙ベースのやつを!っと言われてきた。

そして、電子辞書を使うのはよくない!的なことを言う方もいた。

辞書をたくさん引きなさい!ってのは理解できるが、電子辞書はだめってのが昔からよくわからんかった。っで今もよくわからん。

ウル覚えで誰が言ってたのか忘れたけど、紙ベースだと次に引くのが面倒くさいから覚えられる。という話だった。

面倒くさいから覚えられるなら、苦労はいらん!!
それができるなら、もっと面倒くさく逆さまに辞書でも調べてやるわ!!
っと今になって思う。

っで、突然変な話になったけど、僕が言いたいのはこんな楽して英語の勉強になるわけないやん。っていう人がいると思うので、その前にこの例を持ってきて説得の準備をしている。

今の時代、電子辞書ならなんとなく許容範囲やわっていう人も多くなってきたけど、WEBLIOでとことん楽しようとする輩には賛同なんてできんぞ!ってのもいるかもしれない。

だけど、僕は思う。

辞書を調べるのが面倒くさくて英文を読まないより、楽して英文読むほうが勉強になる!!


この方法で英文を読んでいて、気になった単語はメモでもすればいいし、単語帳に登録して繰り返し見ればいい。

何度か見ている内に、あーーこれ何回か見たことあるわ!!ってなると思う。

そうなれば、そこでメモして、長期記憶にするよう努力すればいい。

できなくてもいい。無理して嫌いになるくらいなら、メモすらもしなくていい!

大いに楽して、英文を読む習慣をまず作る。

それでええと僕は思う。

あとは、自分にあう方法を見つければいいんですわん。

最近の過ごし方。

相変わらず本を読んだり、英語を勉強したりして過ごしている。

趣味といえば本くらいしか思いつかなかったけど、僕の大親友に趣味がないので悩んでいるっと相談してみると、散歩をお勧めしてくれた。

僕は用がない限りコーヒーショップ以外、外に出ることがないのでこれはすごく魅力的だし、健康的にもいいし、歩くことは好きだし、っで即日趣味に追加。

だから、最近は目的もなく電車に乗ってよく知らない駅に降りて散策することにしている。

これがなかなか面白くて、僕にかなりマッチした趣味だと再確認した。

散歩だけでもいいのだけど、せっかく新しい場所に来たんだから美味しそうな店で飯でも食っていくか!って相乗的に楽しくなる。



ローマ人の物語で塩野七生さんの文章が好きだと知って他の本も読んでみた。



ここにイタリアで飲むワインについて書いていた。
僕もイタリアでワイン飲みたい!!っと思ったけど、実はそこまでイタリアに興味がないし、なによりそこに行くお金なんてあるわけない。でも、ワインでも飲んで当時のローマ人に少しでも触れてみたいと思った。

散歩道でワインの店を見ると、こんな理由から足を止めてしまう。

まだワインの店にチャレンジしたことはないけど、今度機会があれば是非入ってみたい。



それともう一つ、昨日東京ウォーカーを買った。

そこにはグルメについての記事がたくさんあったので、これも僕の愛読書になりそうだ。

っということは、趣味はグルメウォーカーって具合でいいんかな?

そんなこんなを考えながら今日はお開き。

2011年11月14日月曜日

本日の読書



久々に経済小説を読もう!っと思って買った本。
しかし、経済小説ではなく、黒木亮さんにしては珍しいエッセイ集のような読み物だった。
ただ、内容は何冊か黒木亮さんの本を読んだ後に読むと面白い裏ネタがあってよかった。
例えば、トップレフトで最後に飛行機事故に合う場面。実は黒木さん本人の実体験らしい。



僕は飛行機がすこぶる怖いので、もしそんな緊急着陸とかそういう事態になったら、アナウンスが入った時点で心臓発作で先に死ねと思う。もし命からがら生きていて、スチュワーデスが非常ドアの開け方の説明なんてしたって絶対に耳に入ってこない。


ただ、周りのおばちゃんと一緒にギャーギャー言うだけ。




さて、この本の中に面白い一節があったので紹介する。

国際経済小説は経済や人間ドラマだけではなく、まるで現地でその国の匂いを嗅いでいる気分にさせてくれる、最も手っ取り早い海外旅行だ。



黒木氏もよく経済小説を読まれるそうで、この本にも沢山関連本の紹介がある。それらの本を読んで、是非僕もいろんな国に行きたいと思った。その中でも一冊、目から鱗級のマンモス書籍を知った。



アマゾンの紹介は以下のとおり:
外国の風土・社会・人情を知るにはその地を舞台にしたミステリを読むのが最良の方法である。本書はアジア、アフリカ、旧ソ連、旧東欧、中近東、中南米の120カ国をカバー。最新情報によって各国事情を紹介し、各々の国を舞台にした日本・海外のミステリと冒険小説六二六冊を取り上げた。



つまり、この本は各国へのゲートウェイとなる一冊なのだ。例えば、最近僕はトルコについてものすごく興味が出てきたのだが、その国の人柄だとか、気候だとか、街並みだとか、もちろんググッて画像を見ることもできるが、細部をもっと知りたい時にはこのマンモス書籍と一緒にセットってのが一番楽しいだろう。





何が面白いのかというと、例えば世界のどこかに転勤に行くことがあれば、まったくその街に対して知らないよりも、小説やら地図やら画像やらで最初に印象を自分の頭の中に植えつけておくことで、その街に対して初めてなのに初めての感じがしない!!という恋のはじまりに似た体験をすることができる。
もっと細部までっていう人ならGoogle Mapでどこまでも掘り下げればいい。いや、これも案外面白い。


僕の意見:
文字からまず入り、ぼんやりとした平面図を作る。そこから脳内で色彩を与えて、関連情報で立体化し、より現実に近づけていく。この作業が脳内トリップの醍醐味なのだわ。



っで、黒木氏が言う「手っ取り早い海外旅行」だけにとどまるのも勿体無い。
忘れちゃいけないこと、それはこの行為自体が妄想だということ。脳内でイッた気になるだけ。
これをもっと展開して時空間を曲げてしまう荒業くらいやってのけちゃおうぜ!!


こうなると、この本の読書感想ではなくなってしまうが、簡単にさらっと言ってしまう。
歴史小説を読めば、ドラえもん要らず、自分の脳内タイムマシーンで好きな時代にいける。
もちろん、一冊目二冊目なんてのは、周辺知識が足りなさ過ぎてまったく旅行した気分になんかなれない。
だから、小学生向けに出されているマンガでわかる歴史なんてのを読む。

例えばこんなん。



子供向けに書かれた本で最初にならすのが大切。
確か司馬遼太郎氏も菜の花の沖を書くとき、潮の流れ、船の構造、それら知識を得るためにまずは子供向けの本から読んだとエッセイで書いていた。


こうやって時空を超えた旅を有意義に過ごせるかどうか、それはすべて今まで蓄積してきた知識に頼らなくてはいけない。
最初のうちは単色で味気ない旅になるかもしれないけど、だんだんと色彩を帯びて、素晴らしい風景を描くことができるようになる。

中国とベトナムのイノベーション・システム



今日はアジ研でバイトだったので、昼休みとバイトが終わってから書籍を読んだ。
アジ研の今週のおすすめ本を読み漁っているのだが、なにぶん時間が限られているのでじっくりは読めない。
でも、その限られた時間内で選択した箇所を集中して読むって訓練も必要かと思う。
以下でまずこの本の概要と目次を載せる。


この本の概要:参考URL
「中国とベトナムのイノベーション・システム - 産業クラスターによるイノベーション創出戦略」
一党独裁でありながら,国内各地において企業間連携や産学官連携等による産業クラスター戦略の推進でダイナミックな経済状況が見られる中国とベトナム。そのイノベーション・システムを考察することで,我が国成長のヒントを探る。


序章
第1章 北京・中関村科技園区における産業クラスター戦略
第2章 中国のデジタル・コンテンツ分野における産業クラスター戦略
第3章 中国・天津エコシティにおける新たな産業クラスター戦略
第4章 LL事業による日中の地域間連携と環境分野の産業クラスター戦略
第5章 ベトナムにおけるオフショアリング開発とソフトウェア・ビジネスの戦略
第6章 ベトナムにおける日本語教育と日系ビジネスの人材育成の戦略
第7章 ベトナムのハノイ・ホアラック・ハイテク・パークにおける産業クラスター戦略
第8章 ベトナムのソフトウェア・ビジネスにおける産業クラスター戦略
第9章 新横浜における産業クラスター戦略に関する考察?新横浜ITクラスターの事例?


今日見たのは1章、2章、3章、5章だ。続きは明後日に見ようと思う。(今週の本がまだあれば・・・)


ここで産業クラスター戦略という言葉が目次でたくさん出ている。
産業クラスターとは、ある域内で企業と各種機関(学校とか)が協力したり、競争したりして生産性を向上させようぜ!っていう概念だ。もっと詳しく知りたい人は、Wikipediaで調べてくだぱい。

もっともっと詳しく知りたい人はRIETIにある資料を読んでみてください。
例えば、ココとかココ


先日紹介したバングラディッシュの本にもチャイナプラスワンという言葉があったが、この本でもベトナムをチャイナプラスワンとして見ている。チャイナプラスワンってたぶんだけど、バングラディッシュ、タイ、ベトナム、カンボジアが有力なんだろうな。っで、いつもどおりメモした。


中国、2009年:
GDP成長率8.7%、名目GDP総額約4兆9000億ドル、一人あたり名目GDP3678ドル。


ベトナム、2009年:ココも参照
GDP成長率5.3%、名目GDP総額約964億ドル、一人あたり名目GDP1060ドル、人口8721万人、94%。



ベトナムの強み:
1,集団合議制による共産党一党政権で政治・社会・治安が非常に安定

2,経済の持続的成長、中国とまではいかないが、GDP成長率も堅調。

3,低廉かつ豊富な若者の労働力の存在。成人の識字率94%。40歳いかが人口の約8割。

4,ベトナムにおける各種経済協定の締結と国内の市場開放。

弱み:
1,ソ連型経済(COMECON)体制の後遺症により、システムが立ち遅れ裾野産業の発展が遅れている。*1

2,地方と都市の落差、一次産業脱却の遅れ、貧困問題

3,二重通貨体制による金融システムの不安定。*2

4,インフラの遅れ、法制度改革の遅れ

5,法定最低賃金の上昇と職業の低定着率




昨日、オフシェアリングについてもう一度読もうと思ったのだが、もう今週の本棚からは消えていた。
なんてこった!!
なので、これからは1階においてある雑誌しか読まないことにした。てへ。

ベトナムについてはドイモイとヌクマムくらいしか知らなかった。
それもすべて黒木亮氏のアジアの隼を読んで知ってたくらい。




この本を読むとまるでベトナムに行ったような気になって、「中国より賄賂えぐそーやな!中国はもしかしたら発展途上国の中でまだマシなほうなんか?」なんて思ってたりした。




2011年11月11日金曜日

4日目から最終日

4日目:
マカオについてからびっくりしたことは入国手続きにフェリーに乗ってる時間と同じくらい時間がかかったことだ。
香港居住、マカオ居住とは別の中国人と外国人はかなり長蛇の列に並んで順番を待った。
ふざけんな!っと思ったが、本日日本に帰ってきた時に同じ光景を見てしまった。日本人の再入国はばかみたいに空いている。そして窓口も多い。反対に外国人のところは少し長い列ができていた。もっと日本人の窓口を少なくして、少しは外国人達の待ち時間を少なくしてあげれば、、、、こういうものは世界中どこでも一緒なのかと少しため息が出た。


フェリーから出ると、アホみたいな長蛇の列があった。なんじゃろ?って思ってたらタクシーに乗るための列らしい。
ぐは!!また待たなあかんのか!っと思ったが、あたりを見渡すとラッキーなことに様々なホテルへの無料シャトルがあることに気がついた。
そこで比較的近場のリスボンホテル行きに乗り込み、そこから歩いて帰ることにした。



少しホテルで休憩した後、また2日目に食べた飲茶を食べに行くことにした。
ところで、僕は同じ物を飽きずに食べれる特技がある。
高校時代はずーっととり丼ばっかりだったし、大学の時はガンバンって麺を半年食べ続けた。
あ、、、まったく変な展開になってしまった。とりあえず、そんなのがこの限られた食事回数に同じ食べ物を割り込みさせる原因だと僕なりに分析したのだ。


この日は親父には申し訳ないが、最後に自由に行動させてくれ!ということでマカオを歩きまわった。
新馬路という道を軸に歩きまわった。
とりあえず、マカオに来たからには特徴を掴まないといけねーだろ!ということだ。
カジノとかのとおりではなくて、そこはガイドブックとかにも載ってる有名なセナド広場だ。
別に遺跡とかそんなものに興味が有るわけじゃない。
ただ、マカオに来たくせになにもマカオらしいことがないのはいけすかん。よってセナドだ!っという感じでした。
まったくもって幼稚な決断をしてしまい、まんまとその周辺の世界遺跡を見て回った。

セナド広場:
http://allabout.co.jp/gm/gc/384285/


もちろん、ただ世界遺跡を見ただけではない。
ここは自分の脚力を信じて道に迷うことにした。
そう、計画的に道に迷うという荒業。どこが計画的かと言うと、迷うことを計算しているところだ。
そうするとマカオってのは面白いもので、迷路みたいになってる。
坂がたくさんあって、歩けば歩くほどどこにいるのかわからなくなる。
建物はなかなか独創的というか、ジャッキーの世界に出てくるあの感じ。
人もなかなか味がある。インドかフィリピンかわからないが、そっちの方々がたくさんいる。
しばらくして新馬路に戻ろうと歩き出す。
しかし、気づけばよくわからないフェリー乗り場にいた。
あれ?海やん。っという砂漠にぽつんっと立ちすくむような寂寞感。
いや、マカオは半島だから海があってもしゃーない!っと気を取り直して歩き出す。
しかし、さっきみたおっさんがデジャブしたので、またも挫けそうになる。俺はおっさんと港にしか縁がない。
仕方ないので、ここで計画的に迷うことはやめて、人に新馬路の場所を教えてもらうことにした。

ココ数日で感じたことは、ここらへんの人結構親切なんじゃないかな?ってことだ。いや、ここ数日ではない。今日だ。今日確信した。かなり親切に教えてくれた人たち。感謝だ。
しかし、残念なことにこの時僕が声をかけた人は広東語しかしゃべれないようだった。なにを言ってるのかさっぱりわからん。地図を見せて、ここでここがここくらいの会話しか出来ず、しかし自分の立ち位置が尋常じゃないくらい遠いところにいることを知った。計画停電ならぬ、計画迷走は2時間を超えていたからだ。なんと。。。。マカオを舐め回してしもうた。

それから1時間半後にどうにかホテルに帰り着くことができた。
その間に使ったお金はポカリに使った6香港ドルだけ。
あまりにもコストパフォーマンスが高かったため大満足だった。また迷いたい。


その後は親父といつもどおり飲みに行く。







5日目:
朝起きて、すぐにチェックアウトして日本に帰国した。
飛行機が怖かったくらいしか出てこない。
出るには出るけど、もしまた気が向いたらこの旅行を再編集しよう。

2011年11月10日木曜日

二日目から三日目まで

2日目
主に情報収集と本を読んだりして過ごした。
わざわざ旅行まで行ってなにしとんねん?っと言われるかもしれないが、親父の腰がだめなので仕方がなかった。
ただ、特に必要がなければ調べそうもない情報をガンガン調べてたのでそれなりに得たものはあった。雑学として。



3日目
朝頃ゆっくりして深センへ。香港行きのフェリーでは、1等席と2等の値段差が少なく、かなり快適だと聞いていたので(他ブログとかで)深センもそうだと思い込み、一等を購入。
しかし、深セン行きだと値段が1000円ほど違った。これは許容範囲。
ただ、2等の席もガラガラで全然混んでいなかったので、どっちでもよかった。


深センの蛇口っていう港につくと、すぐにタクシーのおっさんが寄ってきた。相変わらずだなーっと懐かしく思いながら、無視。これだけは乗る気がなければ喋らないに徹するべき。近くに深センの地下鉄があったので、それに乗った。福田って場所まで行ったけど、距離にして約19KM。1時間くらいかかった。なんでこんなかかるねん?っと思ってたら駅の間隔がかなり短いみたい。蛇口線って名前だったな。

福田についてはここを参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E9%A7%85_(%E6%B7%B1%E3%82%BB%E3%83%B3%E5%B8%82)



そして、ココパークってところに行った。
そしてココパークは行き当たりばったりで行った。
前日にがっつり調べたんじゃないの?っと思われて当然なのだが、僕はどうも調べ物をしてる最中に他のことに気が散って、例えばこの時も深センの工場について調べてる最中に、LEDの仕組みが気になってまったく成果を上げられなかった。
それと言いわけにしかならないが、初めての土地って前もって調べててもよくわからん!なのだ。
深センの地下鉄についてはGoogle Mapに乗っているので、距離感とかは大して理解してなかったことは否めないが、だからどうしたのだ?っという開き直りを旅行3日目にして習得してしまった。結果的によくわからない状態でまた行ってしまったのだ。そして、おやじの腰を犠牲にしてしまった。


時間軸を少し遡って目的を思い出す。
そういえば、最初LEDの工場を見に行く予定だった。
だが、親父は腰が痛いので歩けねぇえ。すべてタクシーで手配してほすいっとなった。
しかし、親父に深センまでのフェリー代、タクシー代すべて合わせたら、サンプルをすべて日本に送るほうが安くすむぜっていうことを言うと工場に行くことを諦めた。
ここで深センに行くのを諦めるのが正しかったのだが、僕は実際深センにすごく行きたかったので行くことにした。


この2つの状況を見ると、結局腰を犠牲にして、深センのわけのわからんココパークやらに行ったのならLEDを見に行ったほうがいいじゃまいか!っとなる。いや、まさにそのとおりだ。親父もそれを悔やんでいた。僕も申し訳ないと思っている。
しかし、今考えても何故こうなったのかよくわからない。ただ、僕の行き当たりばったりでいこうぜ!!そのほうが、旅っぽいじゃろ!っと、こともあろうか腰の悪い親父に価値観を押し付けてシマタ結果なのだ。そして、一番のミスは準備したLEDの場所のメモをホテルに忘れたことだろう。これはミスという名の過失罪だ。これさえあれば。これさえあれば、あの時ココパークからでもこの工場に瞬間移動できたのではないか?もう今となっては仕方ないのだけど。


ここでもう一つ、自分との葛藤があったことを記録しておきたい。それは、深センに行かないという選択肢が、どれほど難しい選択なのか。本来はマカオと香港、それに深センという3点攻めで決定していたのだ。もし仮に深センに行かないという選択肢を選んだとしたら、今回の旅は少し寂しくなっていただろう。これはほぼみなさん当てはまると思う。三点攻めが二点減ればただの竿竹屋になるじゃんと。

ところで、ココパークとはどんなところだろう?っとなると思うので、参考にできるブログ:
http://makys.exblog.jp/5854998/
http://ameblo.jp/akmt427/entry-11041572184.html


夜に相談の結果次の日の朝すぐにマカオに帰ることに決定。
気を取り直してホテル探しをすることにした。
ほんと深センに何しにきたかを正直に言うと、BBCの特集とディスカバリーの海賊版DVDを買っただけだった。


僕としては香港も行きたかったのだが、今回の旅行で行くことはなかった。だから蛇口に戻ることにした。
親父も別に大丈夫と言ってくれたが、香港を連れ回せば確実に車椅子送りにしてしまうと思い踏みとどまった。

ふと思ったが、あまりにもこの旅行日記でおやじの腰が話題に上がっていて笑ってしまった。しかし、息子として見ていてあまりに痛そうだったので、この日記で書かないわけにはいかない。切実に治って欲しいものだ・・。


蛇口に着いて、7天っていうフランチャイズの安いホテルに泊まることにした。
宿も決まったし、酒でも飲みに行こうぜ!っと親父と仲良くバーに出陣。
驚いたことに、蛇口にかなり外国人がいた。
そして、その外国人がモーマンタイとか言っている。広東語だ。


そこで、蛇口についてなんか知れるもんないかな?っと思ってみてみると、こんなのがあった。
http://news.cntv.cn/china/20100826/101948.shtml  (中国語)

その一部分、蛇口になんで人が居るんかって説明があった。

现如今,站在新建成的住宅小区半岛城邦附近的海景观光带上,一座国际性的住宅小区面向全世界销售,骑自行车休闲的、带着耳机跑步的白皮肤面孔,以及穿着短裤站在海边享受海风的黑人面孔,都显示出蛇口这块地方,已经朝着一个国际性的休闲社区转变。

簡単に要約すると

その半島にある居住区は、全世界に向けて販売された。
白人や黒人の生活する姿がこの街を演出しており、国際都市としての色彩をもつようになった。

へーーっとひとつまた学べた。

ほんと、なんでこんな蛇口みたいなとこに外国人がたくさんいるのか気になった。
そういう理由があったのか!っと納得。

しかし、どこに行こうと西洋は西洋人で集まり、アジアはアジア人で集まる。
だが同じアジアでも中国は中国、日本は日本となる。しかし、西洋は特にそのような傾向はなさそうだ。
やっぱりコミニケーションができる母国語以外の言語が、こんな場所でも重要になるんだな。
なんてことを親父とビールを飲みながら喋った。

2011年11月8日火曜日

マカオ一日目。

11月7日の夜にマカオ空港に到着した。

着いて最初にしたことは、お金をATMから引き出すこと。近くにHSBCのATMがあったので香港ドル(マカオでも香港ドルが使えて、使い勝手もいいため)で引き出そうと思ったのだが、前の人がいくらたっても退こうとしない。仕方ないので、まずどのバスで僕らのホテルに向かえるのかを聞きに近くのホテル斡旋業者の方に目星をつけた。近づいてびっくり、顔がウルムチかハーフか、いかにも北京語は通じないだろうと思われたが、とりあえず試すと普通に流暢に僕の質問に答えてくれた。しかも親切に。ついでにATMもHSBC以外にもあることを聞き出し、お金を下ろしに行く。まずは1100香港ドル下ろした。しかし、ここで僕はあっと気づいたことがあった。中国でバスに乗るためには予め小さい額のお金を準備しておかなければならない。そこで、まわりのホテル斡旋の人にお金を崩してくれと頼み回ってみた。案の定、細いお金はない。の一点張りだったが、思ったより態度は悪くなかった。いや、逆にみんな結構親切で、あっちに行ってみろとか言ってくれたりもした。もし、これを天津でやってたら、ストレスが貯まるわ、換金はできないわで踏んだり蹴ったりだっただろう。っということで、しかたがないのでタクシーでホテルまで移動することにした。タクシーのおっさんの北京語も少し訛っていたけどまったく許容範囲で、四川のタクシーがまったく北京語喋れなかったことを思うとあまりにも幸先の良いスタートだった。タクシーの値段は100香港ドル(約1000円、つまり香港ドルに10倍すればいいくらい。)だった。しかし、実際のメーターの価格は70香港ドルで、なにやら荷物で30香港ドルと言ってる。少しイラっとし、ここで錦の御旗を掲げて聖戦するかどうか迷ったが、確かガイドブックにスーツケースを入れた時は別途要求されるという項目がちらっと記憶をよぎったので、どっちが錦を担いでるのかわからない状態になったら非常にバツが悪いのでやめた。こんなところが、僕の肝っ玉の小ささだが、たかが300円程度で変な悩みを持ったことにまた腹が立った。

ホテルについてまずチェックインをした。その時に、今まで英語頑張ってきたんだから中国語は使わずに英語でやろう!っと変な気合でチェックインに臨んだ。相手はまたもハーフっぽい人で英語も非常に流暢だった。思ったよりスムーズにチェックインが進み、もうすぐ手続きが終わりになった時に、突然中国語にスイッチしてみてっと親父に言われた。どういうリアクションをするのか面白そうなのでそれに答えてやってみると、めちゃくちゃうまい中国語で引き続き何事もなかったかのように手続きを進めていかれた。最後にデポジットのところでまた英語にスイッチされ、500香港ドルを渡して終了。タクシーとデポジットで残り500香港ドルになった。こんだけあれば天津なら飲み食い全然OKだが、こっちはマカオだったので無理だろうと思い、もう一度お金を引き出す。

部屋についてすぐに散歩に出ることにした。僕の父は腰が悪く、ウルトラマンの3分制限さながらで、散歩の距離もあまり長くなかったけど、とりあえずマカオについて肌で感じようとした。そこで見たマカオはすごい煌びやかで、大きなホテルが雨後の筍のごとくマカオを飾っていた。それを見ていると、まるで異世界にでも飛んできたみたいで、現実と幻想をどこで線引きしたらいいのかわからなくなる。その境界線を鈍らせる要因としてマカオのカジノがあるんだろな。そこに入っていく人たちは興奮と期待とで顔を紅潮させ、元手を何倍にするかの妄想で忙がしそうだった。僕もその熱気に引きこまれ、親父と共にカジノに入ってみることにした。僕はまったくカジノに興味もなければ、憧れもなかったので冷めた目でみていたが、そこにいる人達の異様さには惹かれた。まっこと一瞬の出来事で自分の掛金が倍になる。そんなこんなを考えていると、親父の腰のブザーが鳴った。そして時間を見るともう既に22時を回っていた。

腹が減ってきたので腹ごしらえをすることにした。おやじの腰が悲鳴を上げているみたいなので近くの中華料理の店に入ってびっくり。あまりの値段の高さに目が点になった。普通というか、まずい山西料理がやけに高い。ただのラーメンみたいなのが50香港ドルを超える。こんな糞ラーメン5元でぶーぶーいってた僕としては、食べられるはずがない。しかし、もう腹の減り具合も頂点に達していたので、しかたなく刀削麺を注文。親父も一本35香港ドルする燕京ビールを頼み、ささやかだけど糞高い晩飯を食べた。味は再度申し上げるがまずい。これなら南開大学の食堂のほうが100倍うまくて、20分の1の価格だ。このひとことだけでも一気にマカオに対する熱が冷めた。僕は基本的にコストパフォーマンスを重視するので、マカオは疎か香港もダメだろうと連想した。こうやってグチグチ言いながら親父と深センにかけるしかないで!としゃべりながら部屋に帰って寝た。

反省点:
こうやって自分で自分のマカオでの行動を見直すと、よくわかったことがある。それは、事前に情報をしっかりと集めて予定を立てていなかったことだ。これでは高い店に行き着くのも仕方ない。
しかし、調べてみても特にコストパフォーマンスが際立っているところはない。

深セン、及び情報。

深センに行くにあたって情報を集めることにした。
マカオの二の足は踏まんぞ!っと。

まずはジェトロの深センについてのレポート。
http://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/reports/07000525

これ以外にも幾つかのブログを参考にした。
http://overseas.blogmura.com/shenzhen/
あらためて思ったのは、ブログがかなりいい情報源になるってこと。天津にいる時も大いにブログを活用していろいろウマそうなところを開拓したけど、長らくこの方法を忘れていた。

マカオから深センへの移動手段について。プラス香港についても。
http://sz.explore.ne.jp/traffic/ferry.php

ホテルはマカオですでに4日間飛行機とセットになっているのでどうしようもない。
しかし、無駄にマカオに居るほうがすべての面でマイナスになってしまいそうなので、ホテルも取ろうと計画中。

2011年11月7日月曜日

お昼の一時

今日の夜にマカオに飛び立ちます。
滞在中に香港と深センにも行き、金曜日までの予定。

うちの父が深センでLEDライトを購入して日本で捌くのだが、いつも感心するのは中国語もわからないくせに目当てのサイトを自分で探し当て、この部分教えて!っと的確に必要なワードだけを抜き出してくることだ。もちろん、中国の大手サイトタオバオを教えたのだが、LEDライトやペンチ、その他もろもろの言葉も教えた覚えがない。なのになぜこの漢字とその商品とが一致するのか。それが疑問で仕方なかった。

そしてある時聞いてみると、

僕:「なんで中国語わからんのに説明書の内容ほぼわかるん?」

父:「そらー何時間も見てたらわかってくるわ。あと、ペンチやったらどっからどうみてもペンチやろ?その説明に書かれてるもんなんて大体どれも一緒や。だから日本の商品みたらわかるねん」

僕:「別に大して儲かるわけやないのになんでそんな時間かけるん?」

父:「やっぱ面白いからやな。金勘定するとあほらしいけど、相場感覚とかそういうのってあるとなにかと便利やで。まあ金は後からついてくるっちゅうもんや。」

こんな会話をした。

時間をかけて一つの物事を観察するとここまで見えてくるのか。っというのを身近で再現されてしまった。
つまり、親父が言っていることをもう少し拡張展開してみると、いくらわからない問題でも時間をかけて、工夫してみたらなんでもわかるようになるってことやな!
この例だと、日本の商品とネットサーフィンで得た情報を元に説明書の内容を解読している。

問題に直面したらまずは情報収集して、そこから時間をかけて観察し、分類分けをし、分析・解釈する。
そこから得られるのは結果だけではなく、その過程で得た副次的情報も含まれる。
その副次的情報をしっかりと整理することにより、汎用性の高いデータが生み出される。
これが、僕が親父の言葉を少し僕側に引っ張り込んで解釈したまとめなのだ。





話飛んで、今日はマカオで飲茶を食べる!
飲茶といえば香港だけど、香港でも食べる。
長い中国留学で行ってみたかったところに、やっと留学が終わって行けるなんて皮肉っぽいけど、とりま良しだ。

2011年11月6日日曜日

語学学習法

(文章の一部を更新したりしなかったりします。)

語学学習方法は、いろいろな年代の人に関心がある話題だと思う。
僕も中国語を学習し、現在は英語学習をして語学の習得に対しては熱い思いがあります。
そこで、ここでは僕なりに導き出した効率的な語学学習方法を記していきます。
脱線しないようここでは、日本の教育がどうとか、そういうのは割愛して方法論だけを述べていきます。

語学学習を効率的にするためにまずは2種類に分類別けする。
①コミュニケーションの手段としてスピーキング、ヒアリングを伸ばす学習方法。
②情報を吸収・発信するためのリーディング、ライティングを伸ばす学習方法。

ここから容易に日本人は、①が苦手だとわかる。②については、日本人は結構得意だと思ってます。
なぜ日本人は①が苦手なのだろうか。
答えは簡単で、今までに①を伸ばす学習方法も知らなければ、なにがポイントなのかも知らなかったから。実際、半年もあればそれなりに会話はできるようになります。

中国に留学していた時に、僕の友達に0から初めて、1ヶ月で基本的な会話ができるようになり、2ヶ月で先生の言っていることを理解できるようになり、4ヶ月で1年以上留学している学生よりも中国語がうまくなった人がいます。4ヶ月で0から初めて旧HSK6級です。もちろん、彼のがんばりは相当なものだったので少し例外的だけど。。
しかし、努力と方法のブレンドによって誰でもしゃべれるようになるのは確かです!!
ここでは①についてこねくり回したいと思います。

①の能力を伸ばす


1、発音

まず、始めに強調したいことは発音です。
中国語は発音がものすごく重要です。もちろん、他の言語でも発音は重要だと思いますが、中国語は特に発音が悪いと何を言っているのかわかりません。
発音はまず、一番最初の学習から始めてください。「こんにちわ」「さようなら」という基本的な言葉を学習する前からです。中国語ではピンインという発音記号があるので、まずはそこから。英語も発音記号があるのでそれをしっかりと学習します。
発音だけは本当にセンスが左右すると思います。語学の天賦の才ってのは発音によって判断されていると僕は考えています。どれだけ現地人に近いイントネーションでしゃべれるのか、本当に発音が上手なだけで大してボキャブラリーが豊富でなくてもすごいしゃべれる!と思われます。
ただ、天賦の才と言いましても、進歩の差はあれ、努力と忍耐でかなり高いレベルまでいけます。


どこで学習したらいいのか。

一番いい方法はやっぱりマンツーマンで発音を矯正してもらうことでしょう。
発音記号をひとつずつ、丁寧に直してもらいましょう。
そんな高いコスト負担できねー!っていう人もいるでしょう。しかし、現代は便利になったものでインターネットで格安でマンツーマンレッスンを受けられます。僕が知っている限りでは、中国語、英語、スペイン語、タイ語等がありました。コストでは、一番普及している英語が安いのですが、ほかの言語も従来の駅前留学のようなスクールよりも全然安いです。

中国語だと
http://www.netchai.jp/?gclid=CKm4hI73-qoCFcpKpgodoTjryw
http://www.talkchina.jp/tc/index.html

英語だと
僕が利用しているラングリッチがお勧めです。
http://langrich.com/

中国語はグーグルで、「中国語 オンライン」等で出てくるので、自分に合うのを探すのもいいと思います。英語も同様です。

もちろん、ネットが信じられない!なんていう人はスクールに通ってもいいと思います。
また、俺はセンスがあるんだ!なんて人は発音をじっくりと紹介してある教材を使ってもいいと思います。ですが、やっぱり効果的、リーズナブルを同時に実現できるのはネットマンツーマンだと思います。僕も独学大好きですけど、発音だけはお手上げでした。


発音の具体的な学習方法

まず始めにしっかりと発音記号を覚えましょう。そして、発音記号を見た瞬間に発音が出てくるように繰り返しましょう。始めの2週間はすべて発音記号にあててもいいと思います。
次に、上記のプロセスを終了したら通常の学習を始めます。例えば、基本的な挨拶、疑問文、自己紹介等です。そのときにも、始めの5分は発音記号にあてるようにしてみてください。具体的なワードと発音記号を混ぜて学習することで、発音をもっとがっちりと固めます。これをできる限り長く続けるのをお勧めします。もちろん、3ヶ月を過ぎると毎度という必要はありません。3回に1回くらいと目安を立てて定期的にブラッシュアップしましょう。
もう少しレベルが上がった後だと、例えば文章を読んでひとつひとつ発音を矯正してもらう等の方法を採りましょう。これだけやれば、発音はかなり安定します。










2、リスニング

実は、リスニングの第一歩は発音を鍛えることだと言われています。その理由は、自分が発音できない単語は極度に聞き取りにくくなるということらしいです。ですので、上記した発音をしっかりとマスターし、ボキャブラリーを増やせば自動的にリスニング能力は向上します。プラス、教材のCDを沢山聞き流すなんてのも効果ありです。より効果的にするならシャドウイングっていう練習方法がお勧め。

ちなみに、シャドウイングについてはココを参照。





3,ボキャブラリー


僕は単語と人間関係はものすごく似ていると思っています。何言ってんだこいつ?っと思うかもしれませんが、後々わかって頂けるでしょう。ここでは単語を覚えるプロセスは、人と知り合うプロセスと同じことだと考え、ボキャブラリーを増やすための方法を考えます。
なぜ単語と人間関係が似ているかというと、単語にも相性があり、あなたとの相性,単語同士の相性,様々な結びつきがあってセンテンスを構成しているからです。一言でまとめると、単語は生き物だということです。ボキャブラリーを増やすためによく使われる方法は、必須単語をひたすら覚える!ではないでしょうか。これも間違いではないのですが、使える語学を習得するためには、しっかりとその暗記が何に結びついているのか考える必要があります。よく行われるこの手の暗記を人間関係で例えると、顔見知りになるくらいです。ただの顔見知りなので、その人がどういう食べ物が好きで、どういう友達がいるのか、職業はなにか、口癖はなにか。ただの知り合いなので、もしかしたら顔と名前が一致しないということもあるでしょう。単語も同じで、どんな単語とよくセットになるのか、相性が悪い組み合わせ(非ネイティブが使いそうな)はなんだろ?、見たことはあるけど意味を忘れた・・・等です。
単語を覚える最良の方法は、何回も同じ単語を使うことです。まずは、名前と顔(単語とその意味)をしっかりと記憶し、その後にその単語が使われている例文を何回も読んでみたり、自分でその単語を使ってみたりします。そうすると、最初はただの顔見知りだった単語さんも、だんだんとその素性が明らかになり、例えば「この単語とはよく結びついている!」「この言い回しはできないのか。。。」等が手に取るようにわかります。そして、自分がよく使う単語へと変化していきます。とりあえずはたくさん顔見知りを作って、そっから友達にしていくんだ!という風に考えるのがベストでしょう。
スピーキングでは、自分との相性がいい単語が必然的によく出現します。なぜなら、スピーキングはスピードが求められ、瞬時に頭の中で文章を構築しなければならないからです。要は仲良くなれそうな単語を徐々に増やし、よく使う言い回しを増やすことでスピーキングは劇的に上達します。どうしても自分との相性が悪い単語などは、さっさと諦めて他の表現方法を探したりして「聞きとりでわかる、読んでてわかる」レベルにしてしまえば十分だと思います。
ここでもう一度強調しておきます。単語は生き物です。ですので、何度見ても覚えられない!なんていうことは日常茶飯事です。そんな事でイライラせず、そんなもんだと思ってゆっくりと付き合っていきましょう。単語に対して寛大に接してあげれば、いつか相性が悪かったはずの単語とも仲良くなれる時が来るかもしれません。僕は相性が悪かった中国語の単語も嫌になるくらいありましたが、今では毎度ご一緒しちゃう単語もあります。


4,訓練

どのような訓練方法が一番①の能力を伸ばせるのだろうか?
もちろん、一番手っ取り早く、しかも楽しくできる方法は外国人の友達を作って常に外国語を使うことだろう。しかし、現実はそううまくいかない。外国人は外国人で集まるし、つたない外国語で話かければうぜーみたいな顔される。その上、こっちは外国語で喋りかけても日本語で返されたりと立つ瀬ない状態へと追いやられる。メンタルが強くて、勇気に満ちて、コミュニケーション能力が抜群な人はどうぞこの方法で続けてください。確実にこの方法があなたの語学能力を底上げします。

さて、私はガラスのハートなので、上記した方法は使えませんでした。
「なにやってる!けしからん!」っという人もいるでしょう。
しかし、よく考えれば、なぜ外国人との話が一番伸びるだろうか。
「そりゃー当然自分で喋るからだろう!」っと回答が返ってきそうだ。

この回答は果たして正しいのだろうか?
僕の答えはYESだ。


なぜ外国人と喋ることが一番のスピーキングの上達につながるのか。
それは、外国語で表現する回数が増えるからだと思う。
つまり、一日のうちで何度も頭の中で外国語を使えば同じ効果を得られるんじゃね??
っと思った僕は、中国語を学習する時にお風呂の中で色々な妄想をした。

例えば、

・銀行口座を作りに行ったらどういうことを聞かれるだろうか?
・日本の相撲について質問されたらどうやって答えようか。
・自分の人生観をどうやって説明しようか。
・道を説明してみよう。
・高校の時の思い出を表現してみよう。

こんな具合にどんどんと妄想を展開していく。
つまり、脳内で他の人から質問されているという仮定を作るのだ。
その過程でもちろんわからない単語も出てくる。
その時がチャンスなのだ!!
わからない単語(表現も含め)が出てきた瞬間にすぐに母国語でいいので記録しておく。
そして、風呂から出たら辞書を見たり、ネットで表現方法を聞いてみたりする。
こうやって知った単語はインパクトがあるので比較的他の単語と比べて覚えやすい。
それと同時に、その単語を使って他の例文を作ってみる。
それをまた添削してもらい、できればその添削後のセンテンスを暗記する。

この訓練を風呂だけじゃなくて、通勤時間や待ち時間の時にも実践する。
必要なものはペンとメモだけなので手軽にできる。
自分の脳内で考えていることをすべて外国語で表現できるか、これがポイントなので練習相手も必要なければ、時間もすべて自分で決められる。

もちろん、わからない単語だけじゃなくて、わかるけど流暢に言えない部分をメモしておき、それを何度も音読してスラスラと言えるようにする。こういう訓練の方法もあるので、自分のレベルにあった妄想とセットで実践していくといいだろう。


5,まとめ

①を伸ばす方法を考えてみた。
結局、一番最初の難関は発音で、これが後々まで足を引っ張る。
だから、発音は早めに習得し、持続的に調整しながらネイティブに近づける。

次にリスニングやボキャブラリーの説明。
しゃべるっていう行為を改めて考えると、その行為を母国語で完了するまでに何秒かかるのだろうか。
たぶん秒も必要ないでしょうね。日常会話だと○コンマ何秒の世界だと思う。
何が言いたいのか、つまりしゃべるってのはスピードが勝負ってこと。
語学は反射神経を鍛える学問だと思ってくれてもいいくらいです。
それくらい瞬時に答えれるようにするってことは、覚えただけでは意味ないんです。
この単語知ってる!っで無理して時間かけて使うくらいなら知らないほうがましです。(しゃべるにあたって)
まずは自分がよく使うセンテンスを10個作る。それを少しずつ増やしていく。
この10個だけはネイティブより早く繰り出せる!っていう10個を少しずつ増やしていこう。
それが100個になった時、だんだんと応用が効くようになり、100個+αになる。
つまり、うまく新しい単語を自分の得意なセンテンスに組み込むことができるようになる。

2011年11月3日木曜日

本日の読書




大地の子を読み終えた。全4巻で、なかなかの読み応えだった。

この本を読むことで

中国の残留孤児について知ることができた。→日本の残留孤児に対する酷さを知った。→本当の戦争の犠牲者とは彼らということ。

毛沢東の政策と、その後の文化大革命について深く知ることができた。

インテリの下放について知れた。酷すぎて驚愕。

当時の中国人の状況、日本人に抱いている感情を知れた。

中国政治の一部分を垣間見れることができた。

時代の変化と今の中国人の考え方、働き方との因果関係が少しだけわかった気がする。

中国人の言う、日中友好、非友好的なる言葉の本質的な違いがあることを知った。



物語として面白いのはもちろんのこと、ものすごく勉強になった。中国に留学したわりに、中国について知らないこと、勉強不足だったことを再確認させられた。

(自分に対してのメモ)
最近読んでいるローマ人の物語とは少し異質なもので、強いて比べれば、ローマ人の物語は国家そのものの変化を描いた小説である。それに比べて、大地の子は国家の変化によって生み出された弊害をがっつりと表現した作品だった。ローマ人の物語では、戦争の是非を国家からの目線で捉えているのに対し、大地の子は戦争の是非をその犠牲者に求めている。つまり、マクロの角度かミクロの角度か。マクロの角度から戦争というものを議論すると、その是非は本当に判断が難しい。歴史という大きな流れから戦争とは必然的なものに見えるし、日本のように戦争をただ拒否するだけでは本当に戦争を起こさずにことを運ぶことはできないようにも感じる。国家間の外交上の戦略から、アクティブな核兵器保有のような戦略まで使うべきかどうか。僕にはまったく想像がつかないけど、実際戦争を起こさないための戦略的な兵器の保有は認めてもいいんじゃないかな。っとあまりにもかけ離れた内容になった。

国も違い、ジャンルも違う小説を比較すること自体意味が無いけど、僕的に脳内の整理をするために比較してみた。

2011年11月1日火曜日

本日の読書



この巻も読みだすと止まらなかった。
鄧小平が政治のためには「宝華製鉄」すらも利用した場面が印象的だった。さすがは中国。
っというか、この巻を読んで幾つか気づいた部分がある。

1,今よりもメンツについて重視している。
ほんとに事ある毎にメンツを連発している。僕が留学していた時もメンツという言葉は日常茶飯事だったが、この小説の時代の中国人はもっと切実な、もっと必死な意味合いでのメンツだと思った。文化大革命で新しく歩みだした中国。外国との交流がなかったからこそ、舐められてはいけない、バカにされてはいけないという思いからメンツに対して敏感になっているように僕には思えた。

2,当時の残留孤児の扱いのまぞさ。
一心は運良くいい義父に出会えた。それとは対照的に妹のあつ子は絵に描いたような糞みたいな家にいた。いや、ほとんどの残留孤児が糞みたいな扱いを受けている。一心が奇跡的なだけ。
だが、これは中国だからという見方はできない。どこの国であろうとこんなもんだろうと。

3,中国人の愛国心は名実ともに昔の方がすごい。日本嫌いも以前のほうが強い。
留学に行ってたときは反日感情の強さにかなり動揺したけど(泣いた時もあった)、もしあの時代に留学してたらどうなってたんやろう。この小説の時代と比べると、ほんとに楽しい留学生活だったな。実際親友とよべる友達もできた。
あと10年、20年経てば中国でも戦争は完全に過去のものになるような気がする。戦争を実際に経験し、日本の兵隊に殺された人を実際に目の当たりにした人もどんどんいなくなる。

2011年10月31日月曜日

本日の読書



カエサルが生まれるらへんの30年ほどの話。

Amazonの内容では以下のように記されてる。
前一世紀初頭、ローマは内外で混迷の度を深めていた。同盟者戦役に続き、小アジアではミトリダテス戦役が勃発、ローマも内乱状態に陥る。戦役に勝利した名将スッラは反対派を一掃。前81年、任期無期限の独裁官に就任し、ローマの秩序再建のため、国政改革を断行する。しかし「スッラ体制」は彼の死後間もなく崩壊。この後登場するポンペイウスは、ローマの覇権拡大を果たしたが…。

大国になったがゆえの問題がたくさん書かれている。
大国にはメリットもデメリットもあるということ。それこそ、物事にはメリット・デメリットがあるように。
ローマが作ったすばらしい制度も時代の変化と共に廃れていく。これも何事にも言えることだと思う。
時代の変化に合わせて変化したからこそ、ローマはこの時代も繁栄し、ハンニバルが望んだように中から崩れるという状態にはならなかったのだ。ここから学べたこと、それは止まらず変化し、環境に合わせて常に最善の策を考えること。簡単に聞こえるが、ほんとうに難しいと思う。

ローマは国の制度作りに対する大きなテキストを僕達現代人に残したみたいだ。

2011年10月30日日曜日

本日の読書



1巻からの続き。
主人公の徳一心が冤罪である労改(インテリに対する政治的な制裁、表向きは思想改革)から開放され、義父との感動的な再開を果たす。血は繋がっていないが、ここまでの主人公に対する義父の振る舞いには驚愕した。それ以上に、義理の息子が日本人の子ということを全く介さない姿に、僕は彼こそ聖人だと思わざるえない。

労改から国の機関に返り咲くという奇跡を起こした。すべては一心の不屈の精神によるものだが、よくあの状態にへこたれなかったと思う。僕だったら、開始5分くらいでえーんえーんと泣きわめくし、10分で取り返しのつかない欝になる自信がある。
いや、現代人ならたぶんみんなそうなる。それくらい、僕らは恵まれている。

彼がすぐに仕事に復帰し重要なポストにつくことができたのは、彼が労改の中で学習した母国語である日本語のおかげだ。
労改で知り合った一人の華僑に自国の言葉をしらないと寂しさを教えられたからでもある。

今の日本では努力さえすれば自分の夢をつかむことができるし、もし努力を拒もうとも、当時のように食べるのには困らないし、奴隷のように扱われることもない。自分次第でなんでも好きな事ができる。そうであるからこそ何もしない人が多いかもしれない。

結局人は逆境や困難な状況に陥らない限り、今の幸せに気づかないのかも。
僕は今健康だし、好きなときに本もよめるし、お腹が減れば飯が食べれるし、コーヒーも飲める。
毎日感謝して過ごさないとバチがあたりそうだ。

名言集

優れたリーダーとは、優秀な才能によって人々を率いていくだけの人間ではない。
率いられていく人々に、自分たちがいなくては、と思わせることに成功した人でもある。
持続する人間関係は、必ず相互関係である。一方的関係では、持続は望めない。

ローマ人の物語より

人の諸々の愚の第一は、他人に完全を求めるということだ。
 by司馬遼太郎

優秀であることは、ひとつの行動ではなく習慣である。  
by アリストテレス

自分というものに学校というものは一切存在理由がなかった。
自分にとって、図書館と古本屋さんさえあれば、それで十分であった。
 
by司馬遼太郎

物事は両面からみる。
それでは平凡な答えが出るにすぎず、
智恵は湧いてこない。
いまひとつ、とんでもない角度
つまり天の一角から見おろすか、
虚空の一点を設定してそこから見おろすか、
どちらかしてみれば問題はずいぶん変わってくる。
  
by司馬遼太郎

私には、幸い、この世にたくさんのすばらしい友人がいる。
歴史の中にもいる。そこには、この世では求めがたいほどにすばらしい人たちがいて、
私の日常を、はげましたり、なぐさめたりしてくれているのである...

by司馬遼太郎

敗北とは、敵に敗れるよりも自分自身に敗れるものなのである。
byローマ人の物語より

確固とした自負心のみが、劣等感に悩むという「地獄」に落ちるのを防ぐのだ。
そして過度の劣等感ほど状況判断を狂わせるものもないのである。

byローマ人の物語より

話題にしようと思っていることについて、もっともっと学ぶこと。
知れば知るほど、一層真剣になり、情熱を燃やすようになる。

byD.カーネギー

熱意があるように降る舞え、そうすればすべての行動に、自然に熱がこもるようになるだろう。
byD.カーネギー

2011年10月29日土曜日

本日の読書



プレゼン力を磨きたいと思って読んだ一冊。
中国に留学していた時、中国人が堂々と授業で与えられた課題を(パワーポイントは文字ばっかだったけど)プレゼンをする姿に劣等感を抱いていた。言い訳だが、中国語ということもあり、当時は言葉が億劫になってもしかたがないっとばかり思っていた。だが、今はもう日本に帰ってきてそんな言い訳はできないし、将来的には英語や中国語でプレゼンする機会があると思うので、まずは日本語から!っと思い、一番読みやすそうな本を図書館で選んだ。

僕の思惑通り、この本はかなり読みやすく、今からでも実行できそうなことばかり書いていた。

取ったメモは以下に。

1,目的(つまり話す内容)を聴衆の性質に合わせる。つまり、話す相手の興味を熟知する。例えば相手が高校生なのか、大学生なのか、ビジネスマンなのか、主婦なのか。そのグループについてまず下調べが必要である。そこから自分とそのグループとの関連性を見出し、彼らに、彼らの興味がある情報を彼らに合った形(彼らが理解できるワードを散りばめながら)で提供する。

2,話し方のポイントは 
(1)話しの冒頭に、話をわかりやすくするための具体的な<例示>をいれる。
(2)明確な言葉を使って<要点>を述べる
(3)<理由>を述べる。

3,自分の人生における出来事を実例にする。その際、経験をひとつに絞るのがポイント。

4,誰が、いつ、どこで、なにを、どういうふうに、なぜ  という構造に注意する。
これも今見返すと、プレゼンで緊張する人はそれどころじゃねーよ!ってなると思いますが、これはつまり、日々こういうふうにしゃべるように努力して、練習しましょうよってことだと僕は解釈しますた。

5,言葉でその話を描き、相手に絵として頭にインパクトを叩きこむようにする。

6,話題の範囲をしっかりと決めて、その範囲から脱線しないようにする。

7、要点を力強く、確信を持って述べる。

8,架空の名前を使って話をリアルにする。

9,聴衆が期待している理由や利益を表す。
これはつまり、僕の話を聞いてなんか得られますよってのがない限り、人は僕の話に熱中しないってこと。

10,よく知られているものに例える。これも、1で述べたように各グループを事前に知り尽くしてから実行する。

11,かならず成功すると自分に言い聞かす。
これも、心理学の観点から自分自信を洗脳しちゃおうってこと。アスリートとかもよく利用してるみたい。
例えば、ガチガチに演台に向かうんじゃなくて、さも今から話すのがウキウキしてやべーみたいな顔と体を作る努力が大切だと言っている。顔や体、そして心の洗脳によって、脳が勘違いを起こして滑るようにしゃべりだせるという秘技らしい。僕もジョブズさんのプレゼンに憧れているので、もうこれは胡散臭くてもやるしかないと思った。

12,話に自己を投入する。これは、3で述べたことと似ているが、違うことといえば経験だけではなくて、自分の熱い思いとか、そういうのも放りこんでいけよってことだと思う。熱い気持ちがないと、そして伝えたいという気持ちが無ければ表情や仕草になって現れて、無意識のうちに聴衆が感じ取ってしまうということ。

13、準備はものすごく大切だが、丸暗記はよくない。キーワードと話す順序だけをしっかりと把握して、後は自然に。

14,人前で話す恐怖についての事実
(1)苦手なのはおまえだけやないで
(2)ある程度の恐怖、緊張は逆にええ要素やねんで
(3)プロも恐怖が完全になくならないって言ってるで
(4)演説の恐怖は完全にはなくならんけど、慣れはするで

っとこんな感じでした。

寡黙が美とされてきた日本人としては、すこし戸惑いもあり、恐怖もあると思う。
でも、そんなこと言ってたら相手に何も伝えられない。
もちろん、別にアメリカのプレゼン方をまるまるマネする必要はないと思う。
いや、もっと踏み込んで考えると日本風のプレゼンスタイルを作らなければならない。






図書館で雑誌でも読もうかなーっと取った一冊。かなり飛ばしながら読んだ。
僕の中で雑誌を読む目的は、比較的最新のニュースを知るためなのだが、その情報はどのくらい良質なのかはよくわからない。

いつものように気になる部分のメモを取った。

………………………………………………………………………………………
雑誌の中に、名越康文さんの「自分に振り回されない」心理学という記事があり、少し気になったのでメモした。

多くの会社員が会社を自己のアイデンティティにしていた。しかし、今は変化が必要である。
ブッタの教え、そして仏教ではたったひとつの法則である「無常」
無常とは自分が好む好まざるも、すべては変化するということ。

私利私欲は悪くないが、それだと事業は永存できない。即ち、成功、利益の前に仕事の意義を考える。

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今見ると当たり前のことが書かれてるだけだなーっと思った。
なぜこの記事をメモしたのか考えると、アイデンティティという言葉に惹かれたからではないかと思う。
人生の中で、圧倒的に仕事と睡眠の時間が多いことは周知の通りだが、仕事自体をアイデンティティと考え行動することは果たして今の時代正しいのかどうか。それに対する答えが自分の中ではまだ全然わかっていない。
何が正しいか、っという言い方をすると少し哲学的な問題にすり変わりやすいので(いろんな解釈があるため)、ここでは正しいの定義を充実した社会生活ということでひとまず考える。その定義に絞って考えると幾分かは問題が易しくなる。

っで、仕事をアイデンティティと捉えると、もちろん人生の大半の時間が仕事で過ごすことになるので、会社への帰属意識に囚われさえしなければ、まったくもって的を得ていると思う。
もちろん、この会社への帰属意識を持つこと自体が悪ではなくて、僕的にはこれが自分の行動範囲を狭める一因になると言いたいだけなのだ。帰属意識が会社だけだというのは少し勿体無い気がする。
何が言いたいかというと、仕事のアイデンティティ=会社への貢献ではなくて、自分の仕事のやりがい、もっと突き詰めると自己の分野への帰属という考え方があってもいいんじゃないかなっと。例えて言えば、会社のためとかそんな小さな範囲ではなくて、技術の進歩のためだとか、日本の知的財産の活用を促進するためとかの、所謂、志への帰属。その志を持つ者どうしでコミニティーを形成して、アイデンティティを持ち、会社一辺倒の自己からの脱却を目指すのがいいんじゃないかなっと。
これなら、会社の待遇が昔と違う!なんていう鬱憤からも多少は報われるだろうし、なにより自己を高める意義を見いだせる。それに、そういう人が多くなれば、自分に適したコミニティーも見つけやすくなるだろうし、結果的に産業の発展に大きく影響を与えられる。

そんなことを考えながらこの雑誌を読んでいた。

<続きはまた後で>



友人に勧められて今日は一巻目を読んだ。

僕は中国に留学していたくせに、文革あたりの歴史については屁のような知識しかなかった。
それがこの本を読んでから、手に取るように当時の惨劇が頭の中に浮かんでくるようだった。それも著者が緻密な取材と分析を行なってくれたおかげである。

封建主義と資本主義を批判し社会主義を推し進める毛沢東によって、多数の文化人が死んだ。
まったく何も悪いことをしていないのに、無産者によって知識人達が無実の罪を着せられ、葬られる。
外国語がわかると、海外のスパイだと言われ、自国の生産性を向上させるために他国の技術を導入しようとするとこれまたスパイだとなる。その中には周恩来が華僑に対して自国の発展のために帰ってきてくれ!と言われ、熱い愛国心を燃やしながら帰ってきた人たちもいるという。なんて不憫な。。。いや、もう不憫なんて言葉では片付かないほど惨憺たる光景だった。

これを読んで、なんて幸せな時代に生まれたんだろうっと思ってしまう。
不景気だとか、不自由だとか、これを読んでしまうとその悩みですら幸せに感じられる。

中国に滞在している人や、不平ばっかり言ってる人にはお勧めしたい一冊。

2011年10月28日金曜日

書評「バングラデッシュの経済がよくわかる本」



本日アジ研の図書館で見つけた一冊。
バングラデッシュってどんな国やろ?っと思って手に取ったのだが、かなり面白そうな国だということはわかった。
経済について書かれた本で、本来なら歴史から入るべきところなのだが、それはまた今度ということにした。
内容は、発展途上国の中でも賃金が安く、市場としての可能性も大いに秘めているということらしい。
この本で使われていた言葉で、チャイナ・プラス・ワンというのがある。意味は最近コストが上がってきて、リスクを秘めてる中国だけじゃなくて、もうひとつの国にも依存しようぜっということ。
2時間くらいでぱっと拾い読みしたけど、かなり集中して読めた。
そしてメモを取ったので、いちよう公開。

バングラデッシュの強みと弱み。
強み:
バングラデッシュ人の90%がイスラム教で、宗教間の争いがほぼない。
製造業のコストが一人あたり中国の5分の1。ベトナムの半分。
人口が多い。1億2200億ちょい。20代以下の人口が全人口の3分の2。
マイクロクレジットが盛ん。(マイクロクレジットの発祥の国。ムハンマド・ユヌス氏が発案、ノーベル賞受賞)

弱み:
エネルギー資源、鉱物資源が少ない。
慢性的な電力不足。
道路等のインフラ不足
政治的なリスク→5年ごとに総選挙
過去10年間の経済成長による所得格差。→主食である米の価格が鍵になる。
サイクロンや天候不順・洪水が多い。

特徴;
出稼ぎ労働者の送金が国を支えている。→GDPの11%
パキスタンから独立
イスラム圏のため日曜日から木曜日が平日で、金曜日から休み。
通貨はタカ
公用語はベンガル語
JETROの一般市民に対して行った調査では、重要なパートナー、好きな国共に1位でかなり親日的。


繊維品が中心→(原因)→1,原材料が調達しやすい。2,若い年代が多く、賃金が安い→(事実)→ミシンがよく売れている。

時価総額のセクター別構成比は
金融:52.4%   製造業;22.6%   サービス・その他; 25%

外国人投資家の比率が低い→(対GDP)→2005年2.04& 2006年0.97%   2007年0.53%%

携帯電話普及率42% ーー  携帯業界トップはグラミンフォン

船舶解体ビジネスが熱い→自国内の鉄供給の約8割が解体から得ている


意見:
ぱっとメモを見てみると、まったく関心のなかったバングラデッシュに興味がでた。
僕が中国に行くと決めた時は北京オリンピック前で、北京オリンピックが終わったら中国はだめになるだとか、それが終わると、上海万博が終わるとだめになるとか言われていた。確かに、今はインフレ率が銀行に預けた時の金利を上回っているし、不動産がいつはじけ飛ぶのかもわからないからどうとも言えないが、それでも中国はもう無視できない大国になった。
バングラデッシュもそうなるんじゃねー?みたいな軽率な自信は昔みたいになく、面白そうという本能が理性を追い越して僕にバングラデッシュへの興味を沸き立たせる。
僕は別に起業してお金持ちになりたいわけではなくて(お金についての考えはまた今度書きたい。)、理性を追い越す衝動にすべてをかけたいという時がある。ただ、僕には夢があるので、バングラデッシュにかける好奇心は僕を動かすことはないが、もし今の夢がないとしたら、僕はバングラデッシュに身を置きたい。

(眠いので続きは今度にする)

2011年10月25日火曜日

読書記録:2011年10月



1巻~7巻の文庫本を読んだ。非常に長編なので、まだまだ楽しめると思うとウキウキする。
内容はローマがなぜあんなに繁栄を維持できたのかという問題を探求し、それを時間を軸にし、作者の思想も盛り込みながら展開されている。
私はこの本を読んでいると、どうしても現代の企業との相関性を見出さずにはいられない。
ローマという国が産声を上げてから周辺国を吸収合併して様々な問題に直面するさまは、まるで現代の日本企業が海外で展開していくような、そして同種の問題を抱えた国(企業)が如何にして問題に取り組むのかという姿勢を示唆しているように思える。読み方を少し変え、感受性を高めると思わぬ収穫が期待できる小説だと思う。




私が留学していた中国の特別行政区にあたる香港とマカオを舞台にした小説。
少し前バックパッカーなる自分探し隊が日本で蔓延っていたが、この小説を読むと私もその隊に入りたくなる。
この作者も読んだという金子光晴さんの作品も読んだ。
たまにこういう本を読んで脳内でむちゃくちゃな旅をしてきたような気になるのが僕は大好きだ。
気晴らしにもってこいなのだが、それ以外にも当時の香港の様子やマカオの様子が頭の中に浮かんで想像を膨らし、そこからどのように発展していったのかと妄想すると、今まで見えていなかった(または軽視していた)事実が浮かび上がってくるっと期待している。
僕は何事も歴史から入るのが好きだ。その理由は、その発展の過程を知ることによって、知るべき情報(例えば香港の経済についてとか)の様々な特性を掴むことができるからだ。歴史からとは言ったけど、別に教科書的なものではなくて、もっと人間味がある生の情報、つまり主観がしっかりと入ったものが好きなのだ。そして、この小説は筆者が自分で足を運んで、見知った情報を彼の感性を通して私たちにユニークな形で届けてくれる。




上で書いた金子光晴さんの小説。この人の人生は相当にぶっ飛んでいて見ていて爽快だった。
第2次世界大戦が始まる前に、今のバックパッカーのような生活をしている。いや、バックパッカーではなくて、国際フリーターのようなという方が適切かもしれない。しかし、文体が古いので少々読みにくかったが(僕の勉強不足が大きな原因)、当時の異端な彼と、その周囲を取り巻く日本の倫理が錯綜していてすごく面白かった。今の開放的になった日本の倫理でも到底容認されないだろうし、その当時にして、その呪縛から解放された彼を知ることはドクマに縛られすぎている現代日本人に是非読んでもらいたい一冊。



これも金子さん。内容は割愛。当時のバックパッカーは命がけだったんだなーっと。。。



以下で書評済み。
http://takumi-thinking.blogspot.com/2011/10/blog-post_29.html



Amazonでの評価が高かったので読んでみた。
2時間くらいでささっと目を通した感じたことは、そんなに大それたことは書かれてないということ。


簡単にメモった記録では

・投資信託では手数料が高い。また、税金コストも考慮しなくてはならないので、最終利益は薄い。

・よく謳われる国際分散と長期資産運用のメリットは諸刃の剣

その理由
1、近年のグローバル化に伴い、債権・株式の値動きに連動がみられるようになった。それによって国際分散投資による旨み、つまりリスク分散の目的が達成しにくくなった。
2,長期資産運用の旨みである複利を重視するあまり的確な判断を下しにくくなっている。

・複利効果を失う「毎月分配型」を投資信託が販売している。それは、投資信託が宣伝する複利効果と相反してしまう。

・上場投資信託ETFやインデックスファンドがコスト低。

日本の市場はアメリカの経済状況に大きくされるので以下の内容を知っておくべき。
・アメリカの原油先物相場(WTI原油先物相場):商品相場の中でも原油が他の商品よりも早めの動きをする特徴がある。
・アメリカの中長期の経済予測のため1,雇用統計  2、ISM(サプライマネジメント)製造業景況指数  が役に立つ

日本の経済を予測するためには以下を見る
1,日銀短観
2,業況判断指数(DI)

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手元にまとまったお金ができたら運用したいと考えている僕としては少し参考になった。
なぜ少しかというと、僕は結構リスクを取った投資をしたいと思っているからだ。
この本ではそこまで積極的な投資を対象にしていないようなので、少し物足りなかった。



ウイスキーやらなんやら酔っ払いながら読んだ本。
酔っ払いながら読むような本ではないのだけど、悪い癖で酔うと本が読みたくなり、手元に一番近かった本がこれだったので結果こういう事態になった。
内容的には会話で経営戦略についてのイロハを教えてくれて、その登場人物も酒を飲んでるせいもあり豊かだった。今思うとまったく豊ではないけど、内容的にはすごくわかりやすかった。
でも、よく思うのだけど経営戦略や経営学みたいなのは、どうしても実感がよくわかない。
これも小説とかで補充したいところだけど、例えば一番基礎的なPDCA分析とかそんなのをケーススタディでやってくれる小説なんてテキストのケーススタディくらいしかないのでやはり別のテキストを読まなければならない。
「実務経験を知らんしわからん!」っと腐ったところでまったく意味を成さないので、とりあえず周辺テキストを読みながら一橋で教授に質問しまくってやろうと思う。

他:工事中・・・

2011年10月24日月曜日

読書記録

2011年1月~2011年9月まで:
いろいろ読んでたけど、忘れた。思い出せる限り書き足していこう。


ポストM&A 成功戦略―企業価値を最大化する統合の実践シナリオ

この本を読んだ動機はM&Aクロージング後のPMIについて知りたかったから。

ゼミナール企業価値評価

一橋入学前だったけど、とりあえず教授がどういうもの書いてるのか知っておこうと思って。
企業価値評価の方法は中国で学習したのと大差なかった。でも、テキストの感じはやっぱ日本語の方がいい!

facebook

FACEBOOKってなに?なんでできたの?って思って手に取った一冊。
アメリカのファンキーさが伺えた。読んでも読まなくてもどっちでもよかった一冊。




経済小説:

トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て (角川文庫)

確か2010年の冬頃から黒木亮の小説にハマった。
専門がファイナンスだったので、勉強になるし、面白いしで最高によかった。
M&A関係の実務もより鮮明に理解できるし(っと思う)、なにより同時進行でその手の専門書を読めばより理解が深まる。

巨大投資銀行(上) (角川文庫)

これも黒木亮の小説。
日本の失われた10年とやらがぼんやりと垣間見れた気がする。それにしても、黒木亮の作品は素晴らしい!

エネルギー(上) (講談社文庫)

これまた黒木亮。っというか以下何冊か黒木亮が入る。
内容はレビューでたくさんあるので割愛。

貸し込み(上) (角川文庫)

これを読んで日本の銀行の恐ろしさを知った。自分の身は自分で守らないといけないなっていう至極当然なことの再確認。
そして、今の時代法律を知ることこそその方法なんだなっという感想。

青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)

エンロンの粉飾決算ってなんやっけ?っていう疑問にすべて答えてくれた一冊。
参考文献まで乗っけてくれるから次に読むべき本がよくわかるのだけど、あまりに膨大すぎて絶句。この人はどんだけ本を読んどるのかと。

カラ売り屋 (講談社文庫)

この一冊に何編かのお話が書かれている。ホリエモンもその中にいるんだけど、フジテレビ辺がない。なぜなんだろ。

アジアの隼 (上) 祥伝社文庫

最高だった。

ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)

真山仁が書いた中国を舞台にした経済小説。
中国に留学してたので、ものすごく共感できた。中国に駐在してる人には召し上がっていただきたい一品。

新装版 バンダルの塔 (講談社文庫)

高杉良が書いた中東を舞台にした経済小説。石油と日本の関係だけでなく、その当時の政治情勢がわかった。



9月:

図解入門ビジネス 最新投資ファンドの基本と仕組みがくわかる本 (How‐nual Business Guide Book)

PEについて知りたいのと、ファンド全般について知りたいってので読んだ。
内容はかなりわかりやすく、ファンドの概況については理解したと思う。
興味深いのはREITによる証券化で、それがこれから中国でどのように発展するのだろうというのが気になる。




これは小論文の準備のためにかなり直前に読んだ一冊。
かなりインパクトがあった。日々論理的にしゃべらんとなーっと思った。




論文対策のために読んだ本と同じ著者だったので、読んでみたくなって読んだ。
前半部分はなかなか面白かったけど、後半部分はほぼ論文対策で読んだ本と同じ内容。
詳細はここで書いた本を参照してください。