2011年12月9日金曜日

バフェットの本読んで悩む。

最近、牧野洋氏が書いた本をよく読む。
牧野洋氏について






中国で僕はファイナンシャルマネージメントを専攻していたので、株式投資については、理論的な面ではいろいろと学習してきた。
その時に知ったことは、株式指数を越える運用成績を達成するこの難しさだ。多くの投資ファンドもそれを達成することは困難で、数年を跨いで達成出来れば、かなりいい運用成績だと見なされる。
そのなかで、バフェットは常にそれを達成し続けた化け物投資家だ。



そんな彼に興味を抱いたのは五年くらい前で、その時、中国語で彼について書かれた伝記を読んだ。その時は母国語でなかったのと、僕の知識が足らなかったのために、彼に対する偉大さがよくわからなかった。そして、先日読み終えた牧野氏による伝記で彼の偉大さをしっかりと確認した。
そして同時に、自分が理論だけを学習して、実際に自分の身銭をはたかずに、のうのうと本だけを読んで満足してるところに情けなさを感じた。




話は脱線してしまうが、ここ最近の悩みもこの理論と実践にある。いや、正確に言うと、この悩みは以前からずっと持ち続けている。僕は理論オタクにならないために、テキスト以外の事実に則した物語を読むようにしている。そのなかのひとつが黒木亮氏の小説だ。物語を読んで、主人になったつもりで、自分ならこの案件をどうやって処理できるか等を妄想する。しかし、いくら黒木亮氏の小説が緻密な取材を根拠にしていても、その時点で使用された書類等を分析しない限りは、程度の低い妄想で終わってしまう。そう考えると自分が今学習している内容は、やっぱり表面上のことだけなんだろうなっと思う。この思いが時々本当に重く僕の上にのしかかって、はやく実務の世界に身をおいて活躍したいと気持ちが高ぶる。その想いがなぜ早く起業でもしないのかという考えに連想してしまう。ただ、進学を決めた時点でもう少しその気持ちを温めておくべきだと自分に言い聞かせている。そうと決まれば迷いを捨てて、とれあえずはテキストとにらめっこして、将来のために知識を蓄えればいいのに、やっぱりまだ悩む。その悩みも結局は一般論である実務第一なる考えに流されているからかもしれない。いや、一般論と言ったけど僕もそれを自覚しているから少し複雑なのかもしれない。ただ、僕は最高級の質の実務経験を手にするために進学を決意したのた。


五年後、十年後の僕は今の決断をどう見るのだろうか。
五年後の自分に後悔させないためにも死に物狂いに勉強しなくては。。

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