2011年11月6日日曜日

語学学習法

(文章の一部を更新したりしなかったりします。)

語学学習方法は、いろいろな年代の人に関心がある話題だと思う。
僕も中国語を学習し、現在は英語学習をして語学の習得に対しては熱い思いがあります。
そこで、ここでは僕なりに導き出した効率的な語学学習方法を記していきます。
脱線しないようここでは、日本の教育がどうとか、そういうのは割愛して方法論だけを述べていきます。

語学学習を効率的にするためにまずは2種類に分類別けする。
①コミュニケーションの手段としてスピーキング、ヒアリングを伸ばす学習方法。
②情報を吸収・発信するためのリーディング、ライティングを伸ばす学習方法。

ここから容易に日本人は、①が苦手だとわかる。②については、日本人は結構得意だと思ってます。
なぜ日本人は①が苦手なのだろうか。
答えは簡単で、今までに①を伸ばす学習方法も知らなければ、なにがポイントなのかも知らなかったから。実際、半年もあればそれなりに会話はできるようになります。

中国に留学していた時に、僕の友達に0から初めて、1ヶ月で基本的な会話ができるようになり、2ヶ月で先生の言っていることを理解できるようになり、4ヶ月で1年以上留学している学生よりも中国語がうまくなった人がいます。4ヶ月で0から初めて旧HSK6級です。もちろん、彼のがんばりは相当なものだったので少し例外的だけど。。
しかし、努力と方法のブレンドによって誰でもしゃべれるようになるのは確かです!!
ここでは①についてこねくり回したいと思います。

①の能力を伸ばす


1、発音

まず、始めに強調したいことは発音です。
中国語は発音がものすごく重要です。もちろん、他の言語でも発音は重要だと思いますが、中国語は特に発音が悪いと何を言っているのかわかりません。
発音はまず、一番最初の学習から始めてください。「こんにちわ」「さようなら」という基本的な言葉を学習する前からです。中国語ではピンインという発音記号があるので、まずはそこから。英語も発音記号があるのでそれをしっかりと学習します。
発音だけは本当にセンスが左右すると思います。語学の天賦の才ってのは発音によって判断されていると僕は考えています。どれだけ現地人に近いイントネーションでしゃべれるのか、本当に発音が上手なだけで大してボキャブラリーが豊富でなくてもすごいしゃべれる!と思われます。
ただ、天賦の才と言いましても、進歩の差はあれ、努力と忍耐でかなり高いレベルまでいけます。


どこで学習したらいいのか。

一番いい方法はやっぱりマンツーマンで発音を矯正してもらうことでしょう。
発音記号をひとつずつ、丁寧に直してもらいましょう。
そんな高いコスト負担できねー!っていう人もいるでしょう。しかし、現代は便利になったものでインターネットで格安でマンツーマンレッスンを受けられます。僕が知っている限りでは、中国語、英語、スペイン語、タイ語等がありました。コストでは、一番普及している英語が安いのですが、ほかの言語も従来の駅前留学のようなスクールよりも全然安いです。

中国語だと
http://www.netchai.jp/?gclid=CKm4hI73-qoCFcpKpgodoTjryw
http://www.talkchina.jp/tc/index.html

英語だと
僕が利用しているラングリッチがお勧めです。
http://langrich.com/

中国語はグーグルで、「中国語 オンライン」等で出てくるので、自分に合うのを探すのもいいと思います。英語も同様です。

もちろん、ネットが信じられない!なんていう人はスクールに通ってもいいと思います。
また、俺はセンスがあるんだ!なんて人は発音をじっくりと紹介してある教材を使ってもいいと思います。ですが、やっぱり効果的、リーズナブルを同時に実現できるのはネットマンツーマンだと思います。僕も独学大好きですけど、発音だけはお手上げでした。


発音の具体的な学習方法

まず始めにしっかりと発音記号を覚えましょう。そして、発音記号を見た瞬間に発音が出てくるように繰り返しましょう。始めの2週間はすべて発音記号にあててもいいと思います。
次に、上記のプロセスを終了したら通常の学習を始めます。例えば、基本的な挨拶、疑問文、自己紹介等です。そのときにも、始めの5分は発音記号にあてるようにしてみてください。具体的なワードと発音記号を混ぜて学習することで、発音をもっとがっちりと固めます。これをできる限り長く続けるのをお勧めします。もちろん、3ヶ月を過ぎると毎度という必要はありません。3回に1回くらいと目安を立てて定期的にブラッシュアップしましょう。
もう少しレベルが上がった後だと、例えば文章を読んでひとつひとつ発音を矯正してもらう等の方法を採りましょう。これだけやれば、発音はかなり安定します。










2、リスニング

実は、リスニングの第一歩は発音を鍛えることだと言われています。その理由は、自分が発音できない単語は極度に聞き取りにくくなるということらしいです。ですので、上記した発音をしっかりとマスターし、ボキャブラリーを増やせば自動的にリスニング能力は向上します。プラス、教材のCDを沢山聞き流すなんてのも効果ありです。より効果的にするならシャドウイングっていう練習方法がお勧め。

ちなみに、シャドウイングについてはココを参照。





3,ボキャブラリー


僕は単語と人間関係はものすごく似ていると思っています。何言ってんだこいつ?っと思うかもしれませんが、後々わかって頂けるでしょう。ここでは単語を覚えるプロセスは、人と知り合うプロセスと同じことだと考え、ボキャブラリーを増やすための方法を考えます。
なぜ単語と人間関係が似ているかというと、単語にも相性があり、あなたとの相性,単語同士の相性,様々な結びつきがあってセンテンスを構成しているからです。一言でまとめると、単語は生き物だということです。ボキャブラリーを増やすためによく使われる方法は、必須単語をひたすら覚える!ではないでしょうか。これも間違いではないのですが、使える語学を習得するためには、しっかりとその暗記が何に結びついているのか考える必要があります。よく行われるこの手の暗記を人間関係で例えると、顔見知りになるくらいです。ただの顔見知りなので、その人がどういう食べ物が好きで、どういう友達がいるのか、職業はなにか、口癖はなにか。ただの知り合いなので、もしかしたら顔と名前が一致しないということもあるでしょう。単語も同じで、どんな単語とよくセットになるのか、相性が悪い組み合わせ(非ネイティブが使いそうな)はなんだろ?、見たことはあるけど意味を忘れた・・・等です。
単語を覚える最良の方法は、何回も同じ単語を使うことです。まずは、名前と顔(単語とその意味)をしっかりと記憶し、その後にその単語が使われている例文を何回も読んでみたり、自分でその単語を使ってみたりします。そうすると、最初はただの顔見知りだった単語さんも、だんだんとその素性が明らかになり、例えば「この単語とはよく結びついている!」「この言い回しはできないのか。。。」等が手に取るようにわかります。そして、自分がよく使う単語へと変化していきます。とりあえずはたくさん顔見知りを作って、そっから友達にしていくんだ!という風に考えるのがベストでしょう。
スピーキングでは、自分との相性がいい単語が必然的によく出現します。なぜなら、スピーキングはスピードが求められ、瞬時に頭の中で文章を構築しなければならないからです。要は仲良くなれそうな単語を徐々に増やし、よく使う言い回しを増やすことでスピーキングは劇的に上達します。どうしても自分との相性が悪い単語などは、さっさと諦めて他の表現方法を探したりして「聞きとりでわかる、読んでてわかる」レベルにしてしまえば十分だと思います。
ここでもう一度強調しておきます。単語は生き物です。ですので、何度見ても覚えられない!なんていうことは日常茶飯事です。そんな事でイライラせず、そんなもんだと思ってゆっくりと付き合っていきましょう。単語に対して寛大に接してあげれば、いつか相性が悪かったはずの単語とも仲良くなれる時が来るかもしれません。僕は相性が悪かった中国語の単語も嫌になるくらいありましたが、今では毎度ご一緒しちゃう単語もあります。


4,訓練

どのような訓練方法が一番①の能力を伸ばせるのだろうか?
もちろん、一番手っ取り早く、しかも楽しくできる方法は外国人の友達を作って常に外国語を使うことだろう。しかし、現実はそううまくいかない。外国人は外国人で集まるし、つたない外国語で話かければうぜーみたいな顔される。その上、こっちは外国語で喋りかけても日本語で返されたりと立つ瀬ない状態へと追いやられる。メンタルが強くて、勇気に満ちて、コミュニケーション能力が抜群な人はどうぞこの方法で続けてください。確実にこの方法があなたの語学能力を底上げします。

さて、私はガラスのハートなので、上記した方法は使えませんでした。
「なにやってる!けしからん!」っという人もいるでしょう。
しかし、よく考えれば、なぜ外国人との話が一番伸びるだろうか。
「そりゃー当然自分で喋るからだろう!」っと回答が返ってきそうだ。

この回答は果たして正しいのだろうか?
僕の答えはYESだ。


なぜ外国人と喋ることが一番のスピーキングの上達につながるのか。
それは、外国語で表現する回数が増えるからだと思う。
つまり、一日のうちで何度も頭の中で外国語を使えば同じ効果を得られるんじゃね??
っと思った僕は、中国語を学習する時にお風呂の中で色々な妄想をした。

例えば、

・銀行口座を作りに行ったらどういうことを聞かれるだろうか?
・日本の相撲について質問されたらどうやって答えようか。
・自分の人生観をどうやって説明しようか。
・道を説明してみよう。
・高校の時の思い出を表現してみよう。

こんな具合にどんどんと妄想を展開していく。
つまり、脳内で他の人から質問されているという仮定を作るのだ。
その過程でもちろんわからない単語も出てくる。
その時がチャンスなのだ!!
わからない単語(表現も含め)が出てきた瞬間にすぐに母国語でいいので記録しておく。
そして、風呂から出たら辞書を見たり、ネットで表現方法を聞いてみたりする。
こうやって知った単語はインパクトがあるので比較的他の単語と比べて覚えやすい。
それと同時に、その単語を使って他の例文を作ってみる。
それをまた添削してもらい、できればその添削後のセンテンスを暗記する。

この訓練を風呂だけじゃなくて、通勤時間や待ち時間の時にも実践する。
必要なものはペンとメモだけなので手軽にできる。
自分の脳内で考えていることをすべて外国語で表現できるか、これがポイントなので練習相手も必要なければ、時間もすべて自分で決められる。

もちろん、わからない単語だけじゃなくて、わかるけど流暢に言えない部分をメモしておき、それを何度も音読してスラスラと言えるようにする。こういう訓練の方法もあるので、自分のレベルにあった妄想とセットで実践していくといいだろう。


5,まとめ

①を伸ばす方法を考えてみた。
結局、一番最初の難関は発音で、これが後々まで足を引っ張る。
だから、発音は早めに習得し、持続的に調整しながらネイティブに近づける。

次にリスニングやボキャブラリーの説明。
しゃべるっていう行為を改めて考えると、その行為を母国語で完了するまでに何秒かかるのだろうか。
たぶん秒も必要ないでしょうね。日常会話だと○コンマ何秒の世界だと思う。
何が言いたいのか、つまりしゃべるってのはスピードが勝負ってこと。
語学は反射神経を鍛える学問だと思ってくれてもいいくらいです。
それくらい瞬時に答えれるようにするってことは、覚えただけでは意味ないんです。
この単語知ってる!っで無理して時間かけて使うくらいなら知らないほうがましです。(しゃべるにあたって)
まずは自分がよく使うセンテンスを10個作る。それを少しずつ増やしていく。
この10個だけはネイティブより早く繰り出せる!っていう10個を少しずつ増やしていこう。
それが100個になった時、だんだんと応用が効くようになり、100個+αになる。
つまり、うまく新しい単語を自分の得意なセンテンスに組み込むことができるようになる。

0 件のコメント:

コメントを投稿