2011年10月23日日曜日

HMBA論文対策

私がHMBA論文対策を始めたのは今年の7月からでした。つまり2ヶ月しか準備期間がありませんでした。

その理由は、私が中国から帰国したのが7月1日で、それまではテキスト選びができなかったから。
もうひとつの理由が、既に英語自体でアップアップ状態だったので。

7月に準備を始め、すぐにこれはやばい。。っと思いました。
私は小論文とエッセイの違いが明確ではなかったのです。

小論文を簡単に説明すると、ひとつの題材に対して(この題材自体がちょっとした文章)賛否を述べて、筆者の意見を簡単に説明し、自分の賛否を根拠立てて説明、最後にまとめを書く。っという風になってます。

それに対して、エッセイは賛否も必要なければ、根拠もそこまではっきりしたものが必要なく、要するにエッセイと小論文はまったく別物の文章です。

私が小論文を勉強するにあたって利用した書籍は



これ以外にも数冊用意しましたが、大学院で、しかも社会科学に焦点を合わせてたのはこれです。


この本の良いところは、模範例を表すのではなくて、どういうスタンスで小論文を書いていけばいいのかということを明確に表してくれているところです。文の構成から、典型的な展開方法、ひねり方まで、ものすごく内容が濃い一冊でした。


もう受験も終わったし開く必要はないのですが、噛み砕いて何度も読んで練習することでいろんな応用がきかせれるようになると思います。例えば、なにかレポートを読んだらそれに対して小論文形式で書評をしてみるとか。そうすると、同じ読むでもアウトプットを兼ねた、つまりアウトプットをすることによってより一層理解が深まります。これが小論文を大学院の試験で課す所以だと思います。


この本に書いてある練習問題以外については週刊東洋経済を使いました。
いろいろな人の政策提言とかが載っていたので、それを要約し、意見を書いて行きました。
もちろん、これ以外に類似した雑誌を使って練習するのもありだと思います。




そういえば、今年2011年から小論文の形式が変わっていました。
今までは一つの文章に対して2つの設問(一問目が要約500字程度、二問目が意見の論述800字程度)が常だったのですが、今回から一つの文章(長さはそこまで変わってない)から4つの設問になってました。


少しうる覚えですが(ですので、過去問が出たら見てください)
文章の内容は、起業家精神について。
1つ目の設問が、選択問題で文中の起業家精神という下線部と同じ意味となる下線部を選択するという問題でした。
2つ目の設問が、筆者が考える起業家精神とはどういうことか述べなさい。300字
3つ目の設問が、・・・・・忘れました。
4つ目の設問が、あなたは日本で起業家精神をもった人を増やすことができると思いますか。また、その理由について論じなさい。800字


この形式は慶応大学のMBA試験と類ています。ですので、対策としては慶応大学の過去問も見ることをお勧めします。


形式が変わって一番問題だったのは時間でした。
また、文章自体も例年よりはすこしばかり難易度が上がっていたので、主旨を得るまでこれまた時間がかかりました。


小論文で一番大切なのは、いかに少ない時間で主旨を読み解き、そこから自分の持ち合わせの知識と連結させて文章を展開するかだと思います。ですので、これも後々必要になってくるので、普段からそんな練習をするのがベストかもしれません。

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