22日にやっと本拠地である関東に帰ってきた。
この一ヶ月は本当に勉強もせずに飲んだくれて、正直に楽しかった。
もうやべー!っと前回の投稿でも書いたが、本当にやばかった。肝臓が。
こんなに遊べたので、これからは気合を入れて勉強もブログもがんがんやっていきたい!
さて、長い間勉強はしなかったが本は読んだ。以下のとおりです。
真山仁の経済小説を読んだ。上に載せた3作はシリーズで、まだ続編が出そうな感じだった。
内容は以下のとおり(アマゾンから):
ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再プランを披露し、業績を上げていく。企業買収、再生の真実を克明に描いた問題作。
3作も続編で書かれていたので、登場人物やその人物的な性格もすべて頭に入っており、愛着もだんだんと湧いてくる。
主人公の鷲津の苦悩や、彼の行動哲学がかっこよかった。
こういう場所で仕事をすると、こんなプレッシャーやこんな悩みが出てくるのか、っということを知れた。
もちろん、毎度毎度経済小説を読む理由は、ひとつは知的好奇心。もうひとつは、そのプレッシャーや悩みに対する対処法を自分の頭でも考えて、予行演習ができること。それはつまり、理性でコントロールが難しい情緒的な問題に対して、己の行動哲学をどうやって養っていけばいいのかというケーススタディーでもある。
このシリーズの特徴は時系列的に物語が展開されており、又、日本でおきた過去の出来事に酷似しているので、一読をお勧めします。ドラマにもなってましたが、それとは内容が違うのでドラマを見た人にも読んでほしい。
さて、今日はこれくらいで。
本日の名言:
天才とは、苦労をすることを知っている人のことである
by塩野七生『人びとのかたち』
2012年2月26日日曜日
2012年1月20日金曜日
坂之上の雲第一巻。
以前読んだ坂之上の雲第一巻をもう一度読んでみた。中国にいる際に、一度全巻読んだけど、もう一度読んでみたくなったので、一巻だけブックオフで購入して読んだ。
僕は、司馬遼太郎の本と出合って小説が大好きになった。でも、この小説を読み始めのは、司馬遼太郎の本を結構読んでからだった。
最初は、幕末の歴史を中心に読んでいたので、幕末の人物や出来事については、わざわざ辞書を調べなくても大体はわかるようになっていた。
坂之上の雲は、明治維新の後から日露戦争終了までを描いた作品だったので、関連知識がないから面倒かも、と少し先延ばしにしていた。
しかし、一度読み始めると、司馬遼太郎の文章に耐性ができていたのか、関連知識がなくても、すいすいと小説にのめり込むことができた。
僕は、悩みがあったり、壁にぶつかった時には、小説から何かヒントを得ようとしている。脳の中に、司馬遼太郎が描いてくれた人物を同居させ、彼ならどのような選択をとるだろう?と言う風に、いつも助言を求める。
その人物を鮮明に脳内に存在させるためには、時間と共に変化する脳にあわせて(これがあるから一度目に味わえなかった文章を味わえるのかもしれない。)、お気に入りの小説を再度読む必要がある、と僕は思う。
今回も先日活用したポストイットをバコバコ使うというやり方で、ストレスフルに興味深いセンテンスをマーキングしていった。
話は少し脱線するが、以前声に出したい日本語?なる書籍が巷で流行ったと思う。読んではいないのでわからないけど、実際のところ、声に出して暗誦したい日本語ってことだと解釈した。(本当に勝手な解釈法だ)
それなら、司馬遼太郎の興味深いセンテンスも僕は声に出して暗誦したい。
僕は自分でも自覚しているが、かなり日本語が下手っぴだ。しかも、たまに手がつけられないようなオバカなミスもする。たとえば、「油揚げ」を「ゆあげ」と読んでしまったり、「青果」をなぜかわからないが「りんご」と読んでいたり(これは2週間前に)。。。
その原因は、小中高とまったく本を読まなかったのと、わからない漢字がでても、辞書を調べずに中国語で読んで誤魔化したりしたからである。
普段しゃべっている時なら、「お前アホやん!っぷ」♪くらいで笑って済ませられるが、仕事等のフォーマルな場でそのような滑稽さを出してしまうと、「え。。。?」と少し気まずい空気が流れて、「こいつに任せて大丈夫か?」となりかねないように、最近思えてきた。
そんな理由から、たまには声を出して暗誦する文章をピックアップしなけりゃなーっと思った。
ポストイットで記録した箇所
子規の筆写癖は終生のもので、後年、革命的な俳諧論を展開するにいたったのも、かれが克明に江戸時代の俳人の作品を写し取っていたそういう手の作業のなかから思考がうまれてきたらしい。
好古は、質問の本意をきいた。質問の本意も聞かずに弁じているというのは「政治家か学者のくせだ」と好古はつねに言う。軍人は違う、と好古はいう。軍人は敵を相手の仕事だから、敵についてのその本心、気持ち、こちらに求めようとしていること、などをあきらかにしてから答えるべきことを答える。そういう癖を平素身につけておかねば、いざ戦場にのぞんだときには一般論のとりこになったり、独善におち入ったりして負けてしまう、と好古はいうのである。
青春というのは、ひまで、ときに死ぬほど退屈で、しかもエネルギッシュで、こまったことにそのエネルギーを知恵が支配していない。
真之にいわせると、「考え」というものは液体か気体で、要するにとりとめがない。その液体か気体に論理という強力な触媒をあたえて固体にし、しかも結晶化する力が、思想家、哲学者といわれるものの力である。
本日の名言
話題にしようと思っていることについて、もっともっと学ぶこと。
知れば知るほど、一層真剣になり、情熱を燃やすようになる。
byD.カーネギー
2012年1月16日月曜日
シルクロードの滑走路
久しぶりに黒木亮の作品を読んだ。
黒木氏の小説は、図書館で直ぐに借りれないため、今回はなけなしの金を叩いて、ブックオフで購入した。
今回からは、ポストイットもバンバン使って、もう一度読みたい文章や、勉強になる一文をピックアップしながら読み進めた。
その箇所を以下に、キーワードだけをメモしておく。
1、ケマル・アタチュルク、トルコの英雄
2、キルギスという単語は、「四十」を意味するクルクと、「娘」を意味するグズからなる。
3、モンゴルやキルギスタンでは、家督は男の末子が相続する。
4クルド人 :独自の国家を持たない世界最大の民族集団
5ウラジオストクは、ロシア語で、東方を征服せよの意味
こうやって、見てみると、まったく金融関係の言葉をチェックしていない。
正確に言うと、いくつかチェックしたけど、あまりにも文章が長くて書く気になれなかった。
この本では、航空機ファイナンスを主軸にして物語が進むので、わからないところもいくつかあった。
ただ、航空機ファイナンスも、「青の蜃気楼」で使われていた<特別子会社>を、用途が違うだけで、ほぼ同じ仕組みで使っているんだなというのがわかった。
つまり、この<特別子会社>という制度自体が、ファイナンス組成する上で、非常に便利で、なくてはならないツールであるということだ。
それにしても、黒木亮氏の小説は、上記のチェックメモを見てもらえばわかるように、いろいろなうんちくが含まれている。
読んでいて、非常に面白い。
実際、彼の作品を読む理由が、経済事情を知るという事意外に、舞台となる国の情勢や歴史を知れるからだ。
歴史の教科書からは、実際の感触がまったくといって良いほど伝わってこないが(文科省の指定範囲を網羅するためには仕方ないのか。)、小説という媒体を通すことによって、その質感を感じることができる。
この小説では、キルギスタンとトルコについて、少しだけど知識を得られた。ローマ人の物語を制覇したら、次はオスマン帝国についての小説でも読んでみたい。
黒木氏の小説は、図書館で直ぐに借りれないため、今回はなけなしの金を叩いて、ブックオフで購入した。
今回からは、ポストイットもバンバン使って、もう一度読みたい文章や、勉強になる一文をピックアップしながら読み進めた。
その箇所を以下に、キーワードだけをメモしておく。
1、ケマル・アタチュルク、トルコの英雄
2、キルギスという単語は、「四十」を意味するクルクと、「娘」を意味するグズからなる。
3、モンゴルやキルギスタンでは、家督は男の末子が相続する。
4クルド人 :独自の国家を持たない世界最大の民族集団
5ウラジオストクは、ロシア語で、東方を征服せよの意味
こうやって、見てみると、まったく金融関係の言葉をチェックしていない。
正確に言うと、いくつかチェックしたけど、あまりにも文章が長くて書く気になれなかった。
この本では、航空機ファイナンスを主軸にして物語が進むので、わからないところもいくつかあった。
ただ、航空機ファイナンスも、「青の蜃気楼」で使われていた<特別子会社>を、用途が違うだけで、ほぼ同じ仕組みで使っているんだなというのがわかった。
つまり、この<特別子会社>という制度自体が、ファイナンス組成する上で、非常に便利で、なくてはならないツールであるということだ。
それにしても、黒木亮氏の小説は、上記のチェックメモを見てもらえばわかるように、いろいろなうんちくが含まれている。
読んでいて、非常に面白い。
実際、彼の作品を読む理由が、経済事情を知るという事意外に、舞台となる国の情勢や歴史を知れるからだ。
歴史の教科書からは、実際の感触がまったくといって良いほど伝わってこないが(文科省の指定範囲を網羅するためには仕方ないのか。)、小説という媒体を通すことによって、その質感を感じることができる。
この小説では、キルギスタンとトルコについて、少しだけど知識を得られた。ローマ人の物語を制覇したら、次はオスマン帝国についての小説でも読んでみたい。
2012年1月8日日曜日
心のカレンダー
1月も8日も過ぎてしまった。
昔と比べると、こんなに時間経つの早かったっけ?って思うことが最近多くなった。
「40歳になったら、こんなもんやないで!!」っと親父に言われたけど、実際のところどうなんだろう。
バイト先で、年末にミニ忘年会が会議室の一室であった。
その時、バイト先で、少し年配の女性の方も同じようなことを言っていた。
「最近なんて、今の一年が昔の一ヶ月と変わらないわ。心のカレンダーがだんだんと早くなる。」
「っきゃ。素敵。心のカレンダーなんて。。。」
そのやり取りを見てるだけで、僕の脈拍が尋常じゃないくらい早くなった。
笑いを堪えるために。
っと、今年も幸先良い、楽しそうな一年になりそうで、なんだかよかったです!
さて、最近読んだ本。
これは、先の大晦日の日、朝生という番組を見た時に上杉隆さんという人がすごく上手に話を展開していたので、この人が気になって本を借りに行くことにした。
内容は、まったくコミニケーションに関係なく、なんでそんな題名付けたのか??くらい関係なかった。
一瞬だけ、原発関連の討論をする時は、声を張り上げずに、淡々と議論を進めればいい。みたいなことが書かれていたけど、コミニケーション能力と議論能力は少し別物じゃないのかい?っと思った。
でも、僕は別にコミニケーション能力がどうこうでこの本を借りたわけではなくて、上杉隆さんが書いてるもの(この本では書いてるやつじゃなくて、対談だったけど)みたかったので、良しとする。
上杉さんの東電攻めは、かなり鋭く、論理展開が見事で、ディスカッションのお手本としては見習いたい。
っと今日はここまで。
本日の名言:
自分というものに学校というものは一切存在理由がなかった。
自分にとって、図書館と古本屋さんさえあれば、それで十分であった。
by司馬遼太郎
昔と比べると、こんなに時間経つの早かったっけ?って思うことが最近多くなった。
「40歳になったら、こんなもんやないで!!」っと親父に言われたけど、実際のところどうなんだろう。
バイト先で、年末にミニ忘年会が会議室の一室であった。
その時、バイト先で、少し年配の女性の方も同じようなことを言っていた。
「最近なんて、今の一年が昔の一ヶ月と変わらないわ。心のカレンダーがだんだんと早くなる。」
「っきゃ。素敵。心のカレンダーなんて。。。」
そのやり取りを見てるだけで、僕の脈拍が尋常じゃないくらい早くなった。
笑いを堪えるために。
っと、今年も幸先良い、楽しそうな一年になりそうで、なんだかよかったです!
さて、最近読んだ本。
これは、先の大晦日の日、朝生という番組を見た時に上杉隆さんという人がすごく上手に話を展開していたので、この人が気になって本を借りに行くことにした。
内容は、まったくコミニケーションに関係なく、なんでそんな題名付けたのか??くらい関係なかった。
一瞬だけ、原発関連の討論をする時は、声を張り上げずに、淡々と議論を進めればいい。みたいなことが書かれていたけど、コミニケーション能力と議論能力は少し別物じゃないのかい?っと思った。
でも、僕は別にコミニケーション能力がどうこうでこの本を借りたわけではなくて、上杉隆さんが書いてるもの(この本では書いてるやつじゃなくて、対談だったけど)みたかったので、良しとする。
上杉さんの東電攻めは、かなり鋭く、論理展開が見事で、ディスカッションのお手本としては見習いたい。
っと今日はここまで。
本日の名言:
自分というものに学校というものは一切存在理由がなかった。
自分にとって、図書館と古本屋さんさえあれば、それで十分であった。
by司馬遼太郎
2011年12月30日金曜日
ローマ人の物語
最近、ブログの更新が滞っていた。一週間に一度は更新するぞ!っと思っていたけど、前回の投稿から8日過ぎた。
でも、この8日間一度も投稿に手を付けていなかったわけではなくて、付けたけどうまく文章を組み立てることができなかったので公開しなかった。でもまあ、中途半端な形であっても、更新頻度は1週間に一度は頑張って達成したい!
さて、最近のマイブームはローマ人の物語だ。
他の本も色々とつまみ食いしているので、ちょっと期間が空いてしまっていた。
僕は歴史小説が大好きで、今まではもっぱら日本のそれか、中国のを好んで読んでいた。
日本の歴史小説なら司馬遼太郎。
中国の歴史小説なら宮城谷昌光が大好物だ。
そこに、ヨーロッパの歴史小説の牙城、塩野七生さんが新たに追加された。
今までにも書評でローマ人の物語を取り上げたことがあるので内容は割愛するが、今回この6冊の文庫はユリウス・カエサルが主人公だ。
塩野七生さんが原史料に基づいて書いてくいてくれているので、ヨーロッパ史の勉強にもなるので非常にありがたい。
それに、塩野七生さんの脳を経由して伝わってくるユリウス・カエサル像が、とっても生き生きとしており、あたかもユリウス・カエサルと話を交わしているかのような錯覚に陥る。その同年代を生きた、カエサルの友人キケロ。彼の人間味あふれる手紙の往来も紹介されており、広義な意味での小説にしていては勿体無いくらいだ。
僕は、この本がたくさんの日本人に読まれることを望んでいる。
それに、ローマの文化は日本の文化に近いというか、日本人にもわかりやすい。
その理由は2つある。
1,法律を国家運営の柱としている
2,多神教を認めている
1については、今の時代当たり前だと思われるかもしれないが、そうでもない。例えば、宗教を柱としたアラブ周辺国や、まだまだ法律がうまく働いていない新興国等がそれだ。ローマはそれらの国とどのように関係を構築していくか?という問は現代人でも参考になる部分は多いと思われる。
2については、日本人のように米のひと粒ひと粒までに神が宿っているっと思うような人種は世界を見回しても少ないのではないだろうか。西欧のように、すでにキリスト教が普及してしまった人たちからすると、逆に実感としての理解ができないと思われる。この神という存在に対して、そして宗教という信教に対しても客観的に観察できる日本人は、他の信教がある国の人達にどのように接していけばいいのか、っという問題に解決の糸口を与えてくれるかもしれない。
そんな偉大な歴史を残してくれていたローマ、同時代の日本がまだ弥生時代だったことを思うと、愕然とする。
塩野七生さんは参考文献をも列挙してくれている。
そのまえがきとして書かれている内容が、すごく興味深い一文だったので以下に記すことにする。
「言語を使って成される表現は、意味を伝えるだけではなく音声も伝えるものであり、言い換えれば、意味は精神を、語品もふくめた音声は肉体生理を伝えることである。翻訳もこの概念で成されねばならない。私もルネサンス時代を書いていた当時から原史料最優先主義を通しているが、それも、その時代に生きた人々の音声、つまり肉体生理までも伝えたいと願ってきたからである。ただし、読み手に伝える前に、私自身が音声を聴かねばならず、肉体生理を感じ取らねばならない。書き手が感得しないで、どうして読み手に伝えられよう。結果として、この二巻を書くための勉強の大半は、キケロとカエサルの書き遺し言い遺したものの一字一句を、文字どおりなめるように読み、その間もそれをめぐって考える作業、つまり読み込む作業に費やされた。」
この文章を見ると、如何に塩野七生さんがローマの物語を編集するのにあたり、全身全霊を捧げて取り組んでいたのかが垣間見れる。文章が如何に素晴らしく、力強く、多彩で、その構築が如何に大変かがわかる。
そして、その中の一文が、中国語、英語を勉強する僕としては無視できない。
翻訳もこの概念で成されねばならない
伝えたいと思うなら、まずは相手の意味を読みとかなければならない。
簡単なようで、非常に難しいこのプロセスだけど、プロフェッショナル意識を持って学んでいかなければいけないな・・・っと思わせてくれた。
とにかくも、自分の生き方と比べてみると、僕ってなんてしょぼいんだ!!っと思わずにはいられない作品だった。
追記:
今回から本から拾ってきた名言を載せていこうと思う。
僕が本を読んでいる時にぐっと来た言の葉。
優れたリーダーとは、優秀な才能によって人々を率いていくだけの人間ではない。
率いられていく人々に、自分たちがいなくては、と思わせることに成功した人でもある。
持続する人間関係は、必ず相互関係である。一方的関係では、持続は望めない。
ローマ人の物語より
2011年12月16日金曜日
不思議の国のM&A
前回の投稿でも牧野洋氏の本を紹介した。
っで、今回も牧野洋氏の本を読んだので、アウトプットの練習として内容をまとめる。
しかし、もう本を図書館に返してしまい、記憶を辿りながらの作業になるので、内容の保証はできましぇん。
この作品は、日本のM&A事情が他の先進国と比べていかに特殊な環境下でなされているのかを示唆している。初めは三角合併を巡って話を展開し、経団連やマスコミが海外のハゲタカファンドに対して過敏に反応することの無意味さ、そして彼らの無知を非難している。
続いて、アメリカで起こったM&Aと日本のM&Aを比較分析している。日本のM&Aが如何に企業価値を無視して、買収プレミアムを設定しているかを説く。それはつまり、日本のコーポレート・ガバナンスが株主利益の最大化を重視しなかったことを意味している。その元を辿ると、株式持ち合いが大きな原因になっている。株主持ち合いによって大株主がお得意先や大手銀行になり、資本経済を無視した行動をとる。
ここで簡単な例を挙げる。AとB2つの企業が株式持ち合いを行なっている。
AがM&AのターゲットにされTOBによってCが一株あたり480円でA株を買い付けると発表。
A株の株価は、TOB発表前400円で推移していた。すると、一株あたりプレミアム80円、つまり株価の20%をプレミアムとして上乗せしている。世界的なM&Aでみると30%前後が適正価格となり、Cの提示価格は世界的には少し低いが、日本では妥当だと言える。
しかし、Aは社風が合わないのでCとの合併を回避することにした。
A側にいるBや銀行は当然のようにTOBには応じず、CのTOBは成功しなかった。
日本がよく悪者に仕立て上げるのはCである。
しかし、実際の悪者はAに居座ろうとしている取締役なのだ。
なぜなら、TOBに応じないということは、プレミアムであった80円を超えるだけの成長を株主に対して取締役達は説明しなくてはならない。しかし、日本ではそれは成されず、やれ企業文化だの、ハゲタカだので責任をなすりつけている。80円のプレミアム、つまり、TOBが成功していたら株主が得る利益を事業によって確約できるのだろうか。
また、Bや銀行もTOBに応じなかった理由を自分の株主説明しなくてはならない。
つまり、Bや銀行がAに対する将来性を合理的に説明し、自己が取った妥当性はどうなのか、それ以上のリターンをAから望めるのかを説明しなくてはならない。
こんな事態が日本では日常茶飯事なのだ。
そんな日本の状況を本書では実際に起こった内容を元に詳細に記していた。
2011年12月9日金曜日
バフェットの本読んで悩む。
最近、牧野洋氏が書いた本をよく読む。
牧野洋氏について
中国で僕はファイナンシャルマネージメントを専攻していたので、株式投資については、理論的な面ではいろいろと学習してきた。
その時に知ったことは、株式指数を越える運用成績を達成するこの難しさだ。多くの投資ファンドもそれを達成することは困難で、数年を跨いで達成出来れば、かなりいい運用成績だと見なされる。
そのなかで、バフェットは常にそれを達成し続けた化け物投資家だ。
そんな彼に興味を抱いたのは五年くらい前で、その時、中国語で彼について書かれた伝記を読んだ。その時は母国語でなかったのと、僕の知識が足らなかったのために、彼に対する偉大さがよくわからなかった。そして、先日読み終えた牧野氏による伝記で彼の偉大さをしっかりと確認した。
そして同時に、自分が理論だけを学習して、実際に自分の身銭をはたかずに、のうのうと本だけを読んで満足してるところに情けなさを感じた。
話は脱線してしまうが、ここ最近の悩みもこの理論と実践にある。いや、正確に言うと、この悩みは以前からずっと持ち続けている。僕は理論オタクにならないために、テキスト以外の事実に則した物語を読むようにしている。そのなかのひとつが黒木亮氏の小説だ。物語を読んで、主人になったつもりで、自分ならこの案件をどうやって処理できるか等を妄想する。しかし、いくら黒木亮氏の小説が緻密な取材を根拠にしていても、その時点で使用された書類等を分析しない限りは、程度の低い妄想で終わってしまう。そう考えると自分が今学習している内容は、やっぱり表面上のことだけなんだろうなっと思う。この思いが時々本当に重く僕の上にのしかかって、はやく実務の世界に身をおいて活躍したいと気持ちが高ぶる。その想いがなぜ早く起業でもしないのかという考えに連想してしまう。ただ、進学を決めた時点でもう少しその気持ちを温めておくべきだと自分に言い聞かせている。そうと決まれば迷いを捨てて、とれあえずはテキストとにらめっこして、将来のために知識を蓄えればいいのに、やっぱりまだ悩む。その悩みも結局は一般論である実務第一なる考えに流されているからかもしれない。いや、一般論と言ったけど僕もそれを自覚しているから少し複雑なのかもしれない。ただ、僕は最高級の質の実務経験を手にするために進学を決意したのた。
五年後、十年後の僕は今の決断をどう見るのだろうか。
五年後の自分に後悔させないためにも死に物狂いに勉強しなくては。。
牧野洋氏について
中国で僕はファイナンシャルマネージメントを専攻していたので、株式投資については、理論的な面ではいろいろと学習してきた。
その時に知ったことは、株式指数を越える運用成績を達成するこの難しさだ。多くの投資ファンドもそれを達成することは困難で、数年を跨いで達成出来れば、かなりいい運用成績だと見なされる。
そのなかで、バフェットは常にそれを達成し続けた化け物投資家だ。
そんな彼に興味を抱いたのは五年くらい前で、その時、中国語で彼について書かれた伝記を読んだ。その時は母国語でなかったのと、僕の知識が足らなかったのために、彼に対する偉大さがよくわからなかった。そして、先日読み終えた牧野氏による伝記で彼の偉大さをしっかりと確認した。
そして同時に、自分が理論だけを学習して、実際に自分の身銭をはたかずに、のうのうと本だけを読んで満足してるところに情けなさを感じた。
話は脱線してしまうが、ここ最近の悩みもこの理論と実践にある。いや、正確に言うと、この悩みは以前からずっと持ち続けている。僕は理論オタクにならないために、テキスト以外の事実に則した物語を読むようにしている。そのなかのひとつが黒木亮氏の小説だ。物語を読んで、主人になったつもりで、自分ならこの案件をどうやって処理できるか等を妄想する。しかし、いくら黒木亮氏の小説が緻密な取材を根拠にしていても、その時点で使用された書類等を分析しない限りは、程度の低い妄想で終わってしまう。そう考えると自分が今学習している内容は、やっぱり表面上のことだけなんだろうなっと思う。この思いが時々本当に重く僕の上にのしかかって、はやく実務の世界に身をおいて活躍したいと気持ちが高ぶる。その想いがなぜ早く起業でもしないのかという考えに連想してしまう。ただ、進学を決めた時点でもう少しその気持ちを温めておくべきだと自分に言い聞かせている。そうと決まれば迷いを捨てて、とれあえずはテキストとにらめっこして、将来のために知識を蓄えればいいのに、やっぱりまだ悩む。その悩みも結局は一般論である実務第一なる考えに流されているからかもしれない。いや、一般論と言ったけど僕もそれを自覚しているから少し複雑なのかもしれない。ただ、僕は最高級の質の実務経験を手にするために進学を決意したのた。
五年後、十年後の僕は今の決断をどう見るのだろうか。
五年後の自分に後悔させないためにも死に物狂いに勉強しなくては。。
2011年11月30日水曜日
孫子兵法を読んでみた。
「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」などの名言で知られる『孫子』。春秋時代の孫武が著わし、二千年以上も読み継がれた名高い古典は世界最古の兵法書として、また人間界の鋭い洞察の書として親しまれ、今日もなお組織の統率法や人間心理の綾を読みとるうえで必携とされている。本書は、従来の宋時代のテキストより千年以上も古い前漢武帝時代の竹簡文に基づく精密な唯一の解説である。
孫子兵法を読んだ。
中国に留学している時、原文と現代中国語訳で読んだことがあったので今回は日本語での挑戦。
読んでみても、なんで日本で孫子兵法がこんなにも持て囃されているのかよくわからなかった。
正確に言うと、なぜビジネスの世界でそれが持て囃されていたのかという理由がわからないという意味。
僕の中で孫子兵法のエッセンスを抜き出すと次の3点になる。
1、できるだけ情報を集めろ。
2、情報をうまく使え。
3、相手にペースを握らせず、自分のペースに持ち込め。
全くもって現代でも通じるポイントだ。
でも、現代では情報を集めるのは簡単になったし、情報をうまく使う、ペースの主導権というのは経験や天賦の才能に負う部分が大きいと思われる。
っということは、現代で必要になる技術は如何にして情報を選択し、分析して活用するか。
確かに、あの時代であれだけの体系立てた書物はなかった様なのですごいというしかない。
だけど、やっぱりイマイチよくわからない。
どうやればその技術を身につけられるのか。
ので、他の本もあわせて読むことにした。
敵に勝つだけではなく究極には己に勝つこと卓越した戦略家的素質と隠者的性格を合わせもつ孫武と、復讐に憑かれた伍子胥。骨肉相食む戦乱の諸王、将軍、刺客等の人間群像を独自の解釈で鮮やかに甦らせる。
この本は孫子兵法の作者と言われている孫武の人生を描いた作品だ。
この小説の作者がいきいきと孫武の特徴を描くので、かなり楽しく読めた。
孫子兵法が書かれた理由、孫武は実は争いごとが嫌いだったということ、伍子胥や呉王との関係、周辺の列国、時代背景等が詳細に書かれているので、あたかもあの時代に入り込んだような気持ちになった。
そして、僕としては下巻の孫臏編のほうが面白く読めた。
「兵法家と兵学者は違う」孫武の時代から約150年後、後孫にあたる孫臏は龐涓の影響で兵法のおもしろさに目覚めた。やがて魏につかえ大将軍となった龐涓を訪ねた孫臏だが、その才能に嫉妬し恐れた龐涓の残酷なたくらみに嵌ってしまう。かつての友への復讐と兵法家としての意地を賭けた最後の戦いが始まる。
孫臏は初め外で狩りをして過ごすのが好きだった。そこからアマゾンの解説でも書かれているが、龐涓に出会い、先祖が書いた孫子兵法を読んで読書に目覚める。
僕がなぜ下巻の方に惹かれたかと考えたところ、彼の生き方の中にその技術を習得する方法が書かれているように思えたからである。
そして、孫臏と龐涓との両者を描いていることによって、より鮮明に技を習得するために適した心理状態を知ることができた。
ここで言った心理状態はすべての場面、技術、学問において共通して大切だ。
そしてその心理状態が、両者の学ぶ目的を決定し、物の見方を変えていく。
もし興味があれば孫子兵法だけではなく、小説の孫子も合わせて読むことをお勧めしたい。
さて、話は変わってこれを読んだ後、僕は現代にどのように、しかもビジネスの場面でどうやって生かせるのかを考えてみた。
っで、昨日の夜ビールを飲みながら布団に寝っ転がって妄想を繰り広げた。
でも、どの場面か、という具体的な場面がよく浮かんでこない。
いろいろ考えた挙句、考えついたのが口喧嘩についてだった。
我ながらアホな展開やと思わざる得ないが、口喧嘩と言っても千差万別。
ただ憎悪だけが先行した口喧嘩もあれば、相手に自分の意向を伝え、相手を動かすための口喧嘩。
前者は普通の口喧嘩。
後者は口喧嘩というより交渉と言ったほうがいいかもしれない。
なぜ口喧嘩を考えついたかというと、孫子兵法を自体が戦争を扱って書いたものだから、それに一番近い形で、しかも僕が実際体験したことじゃないと、よくわからんまんまやと考えたから。
でも、口喧嘩の2つの違いも戦争でも同じなような気がする。(昔の戦争では)
まずひとつが、復讐や憎悪による戦争。
もう一つが、ある目的のための戦争。
現代ではさすがにひとつめの戦争はなさそうなのだけど・・・・どうだろう。
っとこんな感じに僕は頭の中で展開していった。
では、話を口喧嘩に戻す。
所謂、普通の口喧嘩。
僕は平和主義だし、争いごとには関わりたくないけど、孫子兵法を少しわかった気になるために、そこらへんの飲み屋で口喧嘩してくる・・・ほど勇気はないので妄想する。
まず、口喧嘩での勝利とはなんなのか。
相手をコテンパンに言い負かして、プライドをギタギタにすることなのだろうか。
もちろん、日本人はお互いに気を使いあう民族だし、いい大人がそんなことのために時間を使うなんて相当なことがない限り滅多にないだろう。
そこまで考えて、僕はあることを思い出した。
それは、以前中国で口喧嘩というか、そんなものをタクシーの運転手に吹っかけられたこと。
いや、僕だけじゃなくて日本人の留学生なら誰でも同じような経験があると思う。
そう。日本の侵略問題がその時の論点だった。
タクシーの運転手は日本の侵略問題についてどう思ってる?っと聞いてきた。
こういう時の運転手は2タイプいる。
ひとつは、ただ日本人がどういうふうにその時のことを考えているか知りたい好奇心だけのおっさん。
もう一つは、日本人が昔した侵略問題を手に振りかざして、説教をするタイプ。
どっちが多いかはわからないが、両方共結局のところ面倒くさい。
僕は最初の1年間、この問題がよくわからず、ただ説教されるだけ、頷くだけを貫いていた。でも、毎度毎度のことのように聞かれるとイライラしてくる。
俺は日本人だが、その時代に生きてもいなければ、興味すらねーんだ!
しかも、こっちは金払ってタクシーで移動して、なんでお前の話になんか付き合わなくちゃいけないんだ。逆に時給払え!!
だから、僕は知識武装してタクシーの運転手と戦うことにした。
その時に孫子兵法を読んでいれば、こんなバカな行動は取らなかっただろう。
僕は、インターネットで日本の侵略問題について調べた。
そして、その中でまだ歴史的に証明されていない部分、相手が認識していることが事実と違う部分を洗い出した。それ以外にも、中国とスーダンの問題。彼らは戦争を批判しているのに、中国がいましていることは間接的に戦争に関与しているんだぜ!っという情報等を揃えて、中国語の表現を考えて・・・・
そして、決戦を挑みにいざタクシーへ!
いつもとは違い、相手の穴を探し、準備した武器を有効に使えるタイミングを探った。
そして、相手のおっさんも僕が聞き役に徹していると見るや、感情を込めて唾をボンネットに飛び越えん勢いで喋り立てる。
そして、ここだ!っと思うポイントで相手のおっさんの話を遮り、僕の武器を振りかざした。
そして、相手の今まで思っていた歴史観の問題点、論理の欠如、推理の幼稚さ、果ては中国の今抱えている問題にまで突っ込んで斬りかかった。
おっさんはタコのように真っ赤になって、怒鳴りだし、唾も僕の顔に噴射させてきた。
このおっさんの先祖はタコやったと、今飛んできたのも唾やなくて墨やと、変な攻撃で脳内を荒らされた。
おっさんは僕が調べてきた内容について大いに不満で、まったく根拠がないということを言っている。
っで僕は運ちゃんが言っていることも別段根拠はないし、それ以上に他の問題でいろいろと中国を攻撃してやった。その上で、運ちゃんという社会的な弱者がなにを言っているんだというような意味合いの言葉も投げてやった。
ここまで来ると、なんて性格の悪いやつだ!根性が腐っとる!っと思われるかもしれない。
しかし、当時の僕はずっと日本人を馬鹿にされてきた怒りで冷静にモノは見れなくなっていたし、何よりも日本人だって反撃するんやぞ!っというところをたまには見せないといけないっと考えていた。
もちろん、今ではそんな面倒くさいこと真っ平御免だし、なにより争いごとが嫌いだ。
おっさんは既にかなりヒートアップし、ハンドルをガンガン殴り、プライドと尊厳を一元の価値もないくらいに言われたので、既に話ではなくて、すべてが罵倒に変わっていた。
こりゃー困った。
僕としては、子犬のように運転手がシュンっとなる姿が見たかったのであって、逆上されて今にも殴りかかられそうな状態に自分の身を置くなんて考えてなかった。
幸い、すぐに目的地についたので無傷で済んだ。
僕も懲りずに、何度かこれと同じことを他のタクシーの運転手に仕掛けたことがあったけど、何度かやるとだんだんと面倒くさくなってきた。
いや、何よりもいつ攻撃されるかわからん!っという恐怖があった。
一応、口喧嘩的には僕のほうに分があったようで、大いにタクシーの運転手をコテンパンにやってやったと思った。
一度目は確かに、怖かったけど、見返してやった!っという自己満足があった。
でも、何度かバトルごとに、だんだんと味気なくなってきたし、なによりも怖い。
そして、僕は面倒くさいし、もうやめよーっと思って以後やらなくなった。
このバトルを孫武のように僕は評価してみたい。
まず、勝利の意味が不明確すぎる。
おっさんのプライドをボロボロにして何の意味があったのか?
この勝利が何をもたらすのか?
自己満足のために相当無駄な労力、時間を使い、危険もかなり背負った。(いつ殴られるかという恐怖もあった。)
100点で採点すると3点くらい。
メリット:
自己満足。
日本人としての尊厳。
デメリット:
面倒くさい。
時間の無駄。
危険。
タクシーの運ちゃんは二度と日本のことを好きになることはない。
そして、日本人としての尊厳っていうメリットもかなり不明確。
これを機に運ちゃんが日本人を認める、っという考えに行き着くわけがない。だから、結局これも、自己の中での尊厳を保てたに過ぎない。ってことは、自己満。
こうやって考えると、最初に提起した勝利とは?の問題で考えた勝利は全然ありがたくない勝利だということがわかった。
こうやって、タクシーの運転手と喋ることすら面倒くさくなっていたのだけど、ある時からまた話すようになった。
そして、この時はもう既に知識武装でやっつける!っという考えではなくなっていて、お互い尊重しあって、誤解を解いていく。っという目的を持って問題を話すようにした。
そうすると、運ちゃんも大満足で、日本人にもええやつおるんやな!みたいになった。
あの年代(40代くらい)は結構その問題に敏感で、日本人は最悪な民族!っと今だに思い込んでいる人もいる。それを少しでも変えていくという目的をもって話す。
こうすることによって、最初の喧嘩よりも非常に後味のよい喧嘩ができた。
そうやった後なら、いろいろ有益な話も聞けるし、憎悪も残らない。
もちろん、僕はただ媚を売っていたわけでもなくて、自分の意見をはっきりと言ったし、相手のプライドを傷つけるようなことはいわなかったし、相手の話にはしっかりと耳を傾けて理解を表した。
実際、こうやったほうが日本人はちゃんと中国のことを考えている!っという印象を持たせ、今までの日本人に対する怒りも冷ませられるんじゃないだろうか。
孫子兵法だと、ボッコボッコにできるように周到に準備すると書いてあるけど、あれは戦争。
僕がしてたのは、コミニケーションなので、何が優劣なのかの判断は自ずと変わる。
こうやって考えると、今なら何がベストの言い方で、目的は何がいいんだろう??
いや、あれはコミニケーションなんだから、両方共勝利、つまりWNWINの流れに持っていけるのが本当のコミニケーション上手やな!
なんてことをビール飲んで考えてた。
2011年11月14日月曜日
本日の読書
久々に経済小説を読もう!っと思って買った本。
しかし、経済小説ではなく、黒木亮さんにしては珍しいエッセイ集のような読み物だった。
ただ、内容は何冊か黒木亮さんの本を読んだ後に読むと面白い裏ネタがあってよかった。
例えば、トップレフトで最後に飛行機事故に合う場面。実は黒木さん本人の実体験らしい。
僕は飛行機がすこぶる怖いので、もしそんな緊急着陸とかそういう事態になったら、アナウンスが入った時点で心臓発作で先に死ねと思う。もし命からがら生きていて、スチュワーデスが非常ドアの開け方の説明なんてしたって絶対に耳に入ってこない。
ただ、周りのおばちゃんと一緒にギャーギャー言うだけ。
さて、この本の中に面白い一節があったので紹介する。
国際経済小説は経済や人間ドラマだけではなく、まるで現地でその国の匂いを嗅いでいる気分にさせてくれる、最も手っ取り早い海外旅行だ。
黒木氏もよく経済小説を読まれるそうで、この本にも沢山関連本の紹介がある。それらの本を読んで、是非僕もいろんな国に行きたいと思った。その中でも一冊、目から鱗級のマンモス書籍を知った。
アマゾンの紹介は以下のとおり:
外国の風土・社会・人情を知るにはその地を舞台にしたミステリを読むのが最良の方法である。本書はアジア、アフリカ、旧ソ連、旧東欧、中近東、中南米の120カ国をカバー。最新情報によって各国事情を紹介し、各々の国を舞台にした日本・海外のミステリと冒険小説六二六冊を取り上げた。
つまり、この本は各国へのゲートウェイとなる一冊なのだ。例えば、最近僕はトルコについてものすごく興味が出てきたのだが、その国の人柄だとか、気候だとか、街並みだとか、もちろんググッて画像を見ることもできるが、細部をもっと知りたい時にはこのマンモス書籍と一緒にセットってのが一番楽しいだろう。
何が面白いのかというと、例えば世界のどこかに転勤に行くことがあれば、まったくその街に対して知らないよりも、小説やら地図やら画像やらで最初に印象を自分の頭の中に植えつけておくことで、その街に対して初めてなのに初めての感じがしない!!という恋のはじまりに似た体験をすることができる。
もっと細部までっていう人ならGoogle Mapでどこまでも掘り下げればいい。いや、これも案外面白い。
僕の意見:
文字からまず入り、ぼんやりとした平面図を作る。そこから脳内で色彩を与えて、関連情報で立体化し、より現実に近づけていく。この作業が脳内トリップの醍醐味なのだわ。
っで、黒木氏が言う「手っ取り早い海外旅行」だけにとどまるのも勿体無い。
忘れちゃいけないこと、それはこの行為自体が妄想だということ。脳内でイッた気になるだけ。
これをもっと展開して時空間を曲げてしまう荒業くらいやってのけちゃおうぜ!!
こうなると、この本の読書感想ではなくなってしまうが、簡単にさらっと言ってしまう。
歴史小説を読めば、ドラえもん要らず、自分の脳内タイムマシーンで好きな時代にいける。
もちろん、一冊目二冊目なんてのは、周辺知識が足りなさ過ぎてまったく旅行した気分になんかなれない。
だから、小学生向けに出されているマンガでわかる歴史なんてのを読む。
例えばこんなん。
子供向けに書かれた本で最初にならすのが大切。
確か司馬遼太郎氏も菜の花の沖を書くとき、潮の流れ、船の構造、それら知識を得るためにまずは子供向けの本から読んだとエッセイで書いていた。
こうやって時空を超えた旅を有意義に過ごせるかどうか、それはすべて今まで蓄積してきた知識に頼らなくてはいけない。
最初のうちは単色で味気ない旅になるかもしれないけど、だんだんと色彩を帯びて、素晴らしい風景を描くことができるようになる。
2011年11月3日木曜日
本日の読書
大地の子を読み終えた。全4巻で、なかなかの読み応えだった。
この本を読むことで
中国の残留孤児について知ることができた。→日本の残留孤児に対する酷さを知った。→本当の戦争の犠牲者とは彼らということ。
毛沢東の政策と、その後の文化大革命について深く知ることができた。
インテリの下放について知れた。酷すぎて驚愕。
当時の中国人の状況、日本人に抱いている感情を知れた。
中国政治の一部分を垣間見れることができた。
時代の変化と今の中国人の考え方、働き方との因果関係が少しだけわかった気がする。
中国人の言う、日中友好、非友好的なる言葉の本質的な違いがあることを知った。
物語として面白いのはもちろんのこと、ものすごく勉強になった。中国に留学したわりに、中国について知らないこと、勉強不足だったことを再確認させられた。
(自分に対してのメモ)
最近読んでいるローマ人の物語とは少し異質なもので、強いて比べれば、ローマ人の物語は国家そのものの変化を描いた小説である。それに比べて、大地の子は国家の変化によって生み出された弊害をがっつりと表現した作品だった。ローマ人の物語では、戦争の是非を国家からの目線で捉えているのに対し、大地の子は戦争の是非をその犠牲者に求めている。つまり、マクロの角度かミクロの角度か。マクロの角度から戦争というものを議論すると、その是非は本当に判断が難しい。歴史という大きな流れから戦争とは必然的なものに見えるし、日本のように戦争をただ拒否するだけでは本当に戦争を起こさずにことを運ぶことはできないようにも感じる。国家間の外交上の戦略から、アクティブな核兵器保有のような戦略まで使うべきかどうか。僕にはまったく想像がつかないけど、実際戦争を起こさないための戦略的な兵器の保有は認めてもいいんじゃないかな。っとあまりにもかけ離れた内容になった。
国も違い、ジャンルも違う小説を比較すること自体意味が無いけど、僕的に脳内の整理をするために比較してみた。
2011年11月1日火曜日
本日の読書
この巻も読みだすと止まらなかった。
鄧小平が政治のためには「宝華製鉄」すらも利用した場面が印象的だった。さすがは中国。
っというか、この巻を読んで幾つか気づいた部分がある。
1,今よりもメンツについて重視している。
ほんとに事ある毎にメンツを連発している。僕が留学していた時もメンツという言葉は日常茶飯事だったが、この小説の時代の中国人はもっと切実な、もっと必死な意味合いでのメンツだと思った。文化大革命で新しく歩みだした中国。外国との交流がなかったからこそ、舐められてはいけない、バカにされてはいけないという思いからメンツに対して敏感になっているように僕には思えた。
2,当時の残留孤児の扱いのまぞさ。
一心は運良くいい義父に出会えた。それとは対照的に妹のあつ子は絵に描いたような糞みたいな家にいた。いや、ほとんどの残留孤児が糞みたいな扱いを受けている。一心が奇跡的なだけ。
だが、これは中国だからという見方はできない。どこの国であろうとこんなもんだろうと。
3,中国人の愛国心は名実ともに昔の方がすごい。日本嫌いも以前のほうが強い。
留学に行ってたときは反日感情の強さにかなり動揺したけど(泣いた時もあった)、もしあの時代に留学してたらどうなってたんやろう。この小説の時代と比べると、ほんとに楽しい留学生活だったな。実際親友とよべる友達もできた。
あと10年、20年経てば中国でも戦争は完全に過去のものになるような気がする。戦争を実際に経験し、日本の兵隊に殺された人を実際に目の当たりにした人もどんどんいなくなる。
2011年10月30日日曜日
本日の読書
1巻からの続き。
主人公の徳一心が冤罪である労改(インテリに対する政治的な制裁、表向きは思想改革)から開放され、義父との感動的な再開を果たす。血は繋がっていないが、ここまでの主人公に対する義父の振る舞いには驚愕した。それ以上に、義理の息子が日本人の子ということを全く介さない姿に、僕は彼こそ聖人だと思わざるえない。
労改から国の機関に返り咲くという奇跡を起こした。すべては一心の不屈の精神によるものだが、よくあの状態にへこたれなかったと思う。僕だったら、開始5分くらいでえーんえーんと泣きわめくし、10分で取り返しのつかない欝になる自信がある。
いや、現代人ならたぶんみんなそうなる。それくらい、僕らは恵まれている。
彼がすぐに仕事に復帰し重要なポストにつくことができたのは、彼が労改の中で学習した母国語である日本語のおかげだ。
労改で知り合った一人の華僑に自国の言葉をしらないと寂しさを教えられたからでもある。
今の日本では努力さえすれば自分の夢をつかむことができるし、もし努力を拒もうとも、当時のように食べるのには困らないし、奴隷のように扱われることもない。自分次第でなんでも好きな事ができる。そうであるからこそ何もしない人が多いかもしれない。
結局人は逆境や困難な状況に陥らない限り、今の幸せに気づかないのかも。
僕は今健康だし、好きなときに本もよめるし、お腹が減れば飯が食べれるし、コーヒーも飲める。
毎日感謝して過ごさないとバチがあたりそうだ。
2011年10月29日土曜日
本日の読書
プレゼン力を磨きたいと思って読んだ一冊。
中国に留学していた時、中国人が堂々と授業で与えられた課題を(パワーポイントは文字ばっかだったけど)プレゼンをする姿に劣等感を抱いていた。言い訳だが、中国語ということもあり、当時は言葉が億劫になってもしかたがないっとばかり思っていた。だが、今はもう日本に帰ってきてそんな言い訳はできないし、将来的には英語や中国語でプレゼンする機会があると思うので、まずは日本語から!っと思い、一番読みやすそうな本を図書館で選んだ。
僕の思惑通り、この本はかなり読みやすく、今からでも実行できそうなことばかり書いていた。
取ったメモは以下に。
1,目的(つまり話す内容)を聴衆の性質に合わせる。つまり、話す相手の興味を熟知する。例えば相手が高校生なのか、大学生なのか、ビジネスマンなのか、主婦なのか。そのグループについてまず下調べが必要である。そこから自分とそのグループとの関連性を見出し、彼らに、彼らの興味がある情報を彼らに合った形(彼らが理解できるワードを散りばめながら)で提供する。
2,話し方のポイントは
(1)話しの冒頭に、話をわかりやすくするための具体的な<例示>をいれる。
(2)明確な言葉を使って<要点>を述べる
(3)<理由>を述べる。
3,自分の人生における出来事を実例にする。その際、経験をひとつに絞るのがポイント。
4,誰が、いつ、どこで、なにを、どういうふうに、なぜ という構造に注意する。
これも今見返すと、プレゼンで緊張する人はそれどころじゃねーよ!ってなると思いますが、これはつまり、日々こういうふうにしゃべるように努力して、練習しましょうよってことだと僕は解釈しますた。
5,言葉でその話を描き、相手に絵として頭にインパクトを叩きこむようにする。
6,話題の範囲をしっかりと決めて、その範囲から脱線しないようにする。
7、要点を力強く、確信を持って述べる。
8,架空の名前を使って話をリアルにする。
9,聴衆が期待している理由や利益を表す。
これはつまり、僕の話を聞いてなんか得られますよってのがない限り、人は僕の話に熱中しないってこと。
10,よく知られているものに例える。これも、1で述べたように各グループを事前に知り尽くしてから実行する。
11,かならず成功すると自分に言い聞かす。
これも、心理学の観点から自分自信を洗脳しちゃおうってこと。アスリートとかもよく利用してるみたい。
例えば、ガチガチに演台に向かうんじゃなくて、さも今から話すのがウキウキしてやべーみたいな顔と体を作る努力が大切だと言っている。顔や体、そして心の洗脳によって、脳が勘違いを起こして滑るようにしゃべりだせるという秘技らしい。僕もジョブズさんのプレゼンに憧れているので、もうこれは胡散臭くてもやるしかないと思った。
12,話に自己を投入する。これは、3で述べたことと似ているが、違うことといえば経験だけではなくて、自分の熱い思いとか、そういうのも放りこんでいけよってことだと思う。熱い気持ちがないと、そして伝えたいという気持ちが無ければ表情や仕草になって現れて、無意識のうちに聴衆が感じ取ってしまうということ。
13、準備はものすごく大切だが、丸暗記はよくない。キーワードと話す順序だけをしっかりと把握して、後は自然に。
14,人前で話す恐怖についての事実
(1)苦手なのはおまえだけやないで
(2)ある程度の恐怖、緊張は逆にええ要素やねんで
(3)プロも恐怖が完全になくならないって言ってるで
(4)演説の恐怖は完全にはなくならんけど、慣れはするで
っとこんな感じでした。
寡黙が美とされてきた日本人としては、すこし戸惑いもあり、恐怖もあると思う。
でも、そんなこと言ってたら相手に何も伝えられない。
もちろん、別にアメリカのプレゼン方をまるまるマネする必要はないと思う。
いや、もっと踏み込んで考えると日本風のプレゼンスタイルを作らなければならない。
図書館で雑誌でも読もうかなーっと取った一冊。かなり飛ばしながら読んだ。
僕の中で雑誌を読む目的は、比較的最新のニュースを知るためなのだが、その情報はどのくらい良質なのかはよくわからない。
いつものように気になる部分のメモを取った。
………………………………………………………………………………………
雑誌の中に、名越康文さんの「自分に振り回されない」心理学という記事があり、少し気になったのでメモした。
多くの会社員が会社を自己のアイデンティティにしていた。しかし、今は変化が必要である。
ブッタの教え、そして仏教ではたったひとつの法則である「無常」
無常とは自分が好む好まざるも、すべては変化するということ。
私利私欲は悪くないが、それだと事業は永存できない。即ち、成功、利益の前に仕事の意義を考える。
………………………………………………………………………………………
今見ると当たり前のことが書かれてるだけだなーっと思った。
なぜこの記事をメモしたのか考えると、アイデンティティという言葉に惹かれたからではないかと思う。
人生の中で、圧倒的に仕事と睡眠の時間が多いことは周知の通りだが、仕事自体をアイデンティティと考え行動することは果たして今の時代正しいのかどうか。それに対する答えが自分の中ではまだ全然わかっていない。
何が正しいか、っという言い方をすると少し哲学的な問題にすり変わりやすいので(いろんな解釈があるため)、ここでは正しいの定義を充実した社会生活ということでひとまず考える。その定義に絞って考えると幾分かは問題が易しくなる。
っで、仕事をアイデンティティと捉えると、もちろん人生の大半の時間が仕事で過ごすことになるので、会社への帰属意識に囚われさえしなければ、まったくもって的を得ていると思う。
もちろん、この会社への帰属意識を持つこと自体が悪ではなくて、僕的にはこれが自分の行動範囲を狭める一因になると言いたいだけなのだ。帰属意識が会社だけだというのは少し勿体無い気がする。
何が言いたいかというと、仕事のアイデンティティ=会社への貢献ではなくて、自分の仕事のやりがい、もっと突き詰めると自己の分野への帰属という考え方があってもいいんじゃないかなっと。例えて言えば、会社のためとかそんな小さな範囲ではなくて、技術の進歩のためだとか、日本の知的財産の活用を促進するためとかの、所謂、志への帰属。その志を持つ者どうしでコミニティーを形成して、アイデンティティを持ち、会社一辺倒の自己からの脱却を目指すのがいいんじゃないかなっと。
これなら、会社の待遇が昔と違う!なんていう鬱憤からも多少は報われるだろうし、なにより自己を高める意義を見いだせる。それに、そういう人が多くなれば、自分に適したコミニティーも見つけやすくなるだろうし、結果的に産業の発展に大きく影響を与えられる。
そんなことを考えながらこの雑誌を読んでいた。
<続きはまた後で>
友人に勧められて今日は一巻目を読んだ。
僕は中国に留学していたくせに、文革あたりの歴史については屁のような知識しかなかった。
それがこの本を読んでから、手に取るように当時の惨劇が頭の中に浮かんでくるようだった。それも著者が緻密な取材と分析を行なってくれたおかげである。
封建主義と資本主義を批判し社会主義を推し進める毛沢東によって、多数の文化人が死んだ。
まったく何も悪いことをしていないのに、無産者によって知識人達が無実の罪を着せられ、葬られる。
外国語がわかると、海外のスパイだと言われ、自国の生産性を向上させるために他国の技術を導入しようとするとこれまたスパイだとなる。その中には周恩来が華僑に対して自国の発展のために帰ってきてくれ!と言われ、熱い愛国心を燃やしながら帰ってきた人たちもいるという。なんて不憫な。。。いや、もう不憫なんて言葉では片付かないほど惨憺たる光景だった。
これを読んで、なんて幸せな時代に生まれたんだろうっと思ってしまう。
不景気だとか、不自由だとか、これを読んでしまうとその悩みですら幸せに感じられる。
中国に滞在している人や、不平ばっかり言ってる人にはお勧めしたい一冊。
2011年10月25日火曜日
読書記録:2011年10月
1巻~7巻の文庫本を読んだ。非常に長編なので、まだまだ楽しめると思うとウキウキする。
内容はローマがなぜあんなに繁栄を維持できたのかという問題を探求し、それを時間を軸にし、作者の思想も盛り込みながら展開されている。
私はこの本を読んでいると、どうしても現代の企業との相関性を見出さずにはいられない。
ローマという国が産声を上げてから周辺国を吸収合併して様々な問題に直面するさまは、まるで現代の日本企業が海外で展開していくような、そして同種の問題を抱えた国(企業)が如何にして問題に取り組むのかという姿勢を示唆しているように思える。読み方を少し変え、感受性を高めると思わぬ収穫が期待できる小説だと思う。
私が留学していた中国の特別行政区にあたる香港とマカオを舞台にした小説。
少し前バックパッカーなる自分探し隊が日本で蔓延っていたが、この小説を読むと私もその隊に入りたくなる。
この作者も読んだという金子光晴さんの作品も読んだ。
たまにこういう本を読んで脳内でむちゃくちゃな旅をしてきたような気になるのが僕は大好きだ。
気晴らしにもってこいなのだが、それ以外にも当時の香港の様子やマカオの様子が頭の中に浮かんで想像を膨らし、そこからどのように発展していったのかと妄想すると、今まで見えていなかった(または軽視していた)事実が浮かび上がってくるっと期待している。
僕は何事も歴史から入るのが好きだ。その理由は、その発展の過程を知ることによって、知るべき情報(例えば香港の経済についてとか)の様々な特性を掴むことができるからだ。歴史からとは言ったけど、別に教科書的なものではなくて、もっと人間味がある生の情報、つまり主観がしっかりと入ったものが好きなのだ。そして、この小説は筆者が自分で足を運んで、見知った情報を彼の感性を通して私たちにユニークな形で届けてくれる。
上で書いた金子光晴さんの小説。この人の人生は相当にぶっ飛んでいて見ていて爽快だった。
第2次世界大戦が始まる前に、今のバックパッカーのような生活をしている。いや、バックパッカーではなくて、国際フリーターのようなという方が適切かもしれない。しかし、文体が古いので少々読みにくかったが(僕の勉強不足が大きな原因)、当時の異端な彼と、その周囲を取り巻く日本の倫理が錯綜していてすごく面白かった。今の開放的になった日本の倫理でも到底容認されないだろうし、その当時にして、その呪縛から解放された彼を知ることはドクマに縛られすぎている現代日本人に是非読んでもらいたい一冊。
これも金子さん。内容は割愛。当時のバックパッカーは命がけだったんだなーっと。。。
以下で書評済み。
http://takumi-thinking.blogspot.com/2011/10/blog-post_29.html
Amazonでの評価が高かったので読んでみた。
2時間くらいでささっと目を通した感じたことは、そんなに大それたことは書かれてないということ。
簡単にメモった記録では
・投資信託では手数料が高い。また、税金コストも考慮しなくてはならないので、最終利益は薄い。
・よく謳われる国際分散と長期資産運用のメリットは諸刃の剣
その理由
1、近年のグローバル化に伴い、債権・株式の値動きに連動がみられるようになった。それによって国際分散投資による旨み、つまりリスク分散の目的が達成しにくくなった。
2,長期資産運用の旨みである複利を重視するあまり的確な判断を下しにくくなっている。
・複利効果を失う「毎月分配型」を投資信託が販売している。それは、投資信託が宣伝する複利効果と相反してしまう。
・上場投資信託ETFやインデックスファンドがコスト低。
日本の市場はアメリカの経済状況に大きくされるので以下の内容を知っておくべき。
・アメリカの原油先物相場(WTI原油先物相場):商品相場の中でも原油が他の商品よりも早めの動きをする特徴がある。
・アメリカの中長期の経済予測のため1,雇用統計 2、ISM(サプライマネジメント)製造業景況指数 が役に立つ
日本の経済を予測するためには以下を見る
1,日銀短観
2,業況判断指数(DI)
………………………………………………………
手元にまとまったお金ができたら運用したいと考えている僕としては少し参考になった。
なぜ少しかというと、僕は結構リスクを取った投資をしたいと思っているからだ。
この本ではそこまで積極的な投資を対象にしていないようなので、少し物足りなかった。
ウイスキーやらなんやら酔っ払いながら読んだ本。
酔っ払いながら読むような本ではないのだけど、悪い癖で酔うと本が読みたくなり、手元に一番近かった本がこれだったので結果こういう事態になった。
内容的には会話で経営戦略についてのイロハを教えてくれて、その登場人物も酒を飲んでるせいもあり豊かだった。今思うとまったく豊ではないけど、内容的にはすごくわかりやすかった。
でも、よく思うのだけど経営戦略や経営学みたいなのは、どうしても実感がよくわかない。
これも小説とかで補充したいところだけど、例えば一番基礎的なPDCA分析とかそんなのをケーススタディでやってくれる小説なんてテキストのケーススタディくらいしかないのでやはり別のテキストを読まなければならない。
「実務経験を知らんしわからん!」っと腐ったところでまったく意味を成さないので、とりあえず周辺テキストを読みながら一橋で教授に質問しまくってやろうと思う。
他:工事中・・・
2011年10月24日月曜日
読書記録
2011年1月~2011年9月まで:
いろいろ読んでたけど、忘れた。思い出せる限り書き足していこう。
ポストM&A 成功戦略―企業価値を最大化する統合の実践シナリオ
この本を読んだ動機はM&Aクロージング後のPMIについて知りたかったから。
ゼミナール企業価値評価
一橋入学前だったけど、とりあえず教授がどういうもの書いてるのか知っておこうと思って。
企業価値評価の方法は中国で学習したのと大差なかった。でも、テキストの感じはやっぱ日本語の方がいい!
facebook
FACEBOOKってなに?なんでできたの?って思って手に取った一冊。
アメリカのファンキーさが伺えた。読んでも読まなくてもどっちでもよかった一冊。
経済小説:
トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て (角川文庫)
確か2010年の冬頃から黒木亮の小説にハマった。
専門がファイナンスだったので、勉強になるし、面白いしで最高によかった。
M&A関係の実務もより鮮明に理解できるし(っと思う)、なにより同時進行でその手の専門書を読めばより理解が深まる。
巨大投資銀行(上) (角川文庫)
これも黒木亮の小説。
日本の失われた10年とやらがぼんやりと垣間見れた気がする。それにしても、黒木亮の作品は素晴らしい!
エネルギー(上) (講談社文庫)
これまた黒木亮。っというか以下何冊か黒木亮が入る。
内容はレビューでたくさんあるので割愛。
貸し込み(上) (角川文庫)
これを読んで日本の銀行の恐ろしさを知った。自分の身は自分で守らないといけないなっていう至極当然なことの再確認。
そして、今の時代法律を知ることこそその方法なんだなっという感想。
青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)
エンロンの粉飾決算ってなんやっけ?っていう疑問にすべて答えてくれた一冊。
参考文献まで乗っけてくれるから次に読むべき本がよくわかるのだけど、あまりに膨大すぎて絶句。この人はどんだけ本を読んどるのかと。
カラ売り屋 (講談社文庫)
この一冊に何編かのお話が書かれている。ホリエモンもその中にいるんだけど、フジテレビ辺がない。なぜなんだろ。
アジアの隼 (上) 祥伝社文庫
最高だった。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)
真山仁が書いた中国を舞台にした経済小説。
中国に留学してたので、ものすごく共感できた。中国に駐在してる人には召し上がっていただきたい一品。
新装版 バンダルの塔 (講談社文庫)
高杉良が書いた中東を舞台にした経済小説。石油と日本の関係だけでなく、その当時の政治情勢がわかった。
9月:
図解入門ビジネス 最新投資ファンドの基本と仕組みがくわかる本 (How‐nual Business Guide Book)
PEについて知りたいのと、ファンド全般について知りたいってので読んだ。
内容はかなりわかりやすく、ファンドの概況については理解したと思う。
興味深いのはREITによる証券化で、それがこれから中国でどのように発展するのだろうというのが気になる。
これは小論文の準備のためにかなり直前に読んだ一冊。
かなりインパクトがあった。日々論理的にしゃべらんとなーっと思った。
論文対策のために読んだ本と同じ著者だったので、読んでみたくなって読んだ。
前半部分はなかなか面白かったけど、後半部分はほぼ論文対策で読んだ本と同じ内容。
詳細はここで書いた本を参照してください。
いろいろ読んでたけど、忘れた。思い出せる限り書き足していこう。
ポストM&A 成功戦略―企業価値を最大化する統合の実践シナリオ
この本を読んだ動機はM&Aクロージング後のPMIについて知りたかったから。
ゼミナール企業価値評価
一橋入学前だったけど、とりあえず教授がどういうもの書いてるのか知っておこうと思って。
企業価値評価の方法は中国で学習したのと大差なかった。でも、テキストの感じはやっぱ日本語の方がいい!
FACEBOOKってなに?なんでできたの?って思って手に取った一冊。
アメリカのファンキーさが伺えた。読んでも読まなくてもどっちでもよかった一冊。
経済小説:
トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て (角川文庫)
確か2010年の冬頃から黒木亮の小説にハマった。
専門がファイナンスだったので、勉強になるし、面白いしで最高によかった。
M&A関係の実務もより鮮明に理解できるし(っと思う)、なにより同時進行でその手の専門書を読めばより理解が深まる。
巨大投資銀行(上) (角川文庫)
これも黒木亮の小説。
日本の失われた10年とやらがぼんやりと垣間見れた気がする。それにしても、黒木亮の作品は素晴らしい!
エネルギー(上) (講談社文庫)
これまた黒木亮。っというか以下何冊か黒木亮が入る。
内容はレビューでたくさんあるので割愛。
貸し込み(上) (角川文庫)
これを読んで日本の銀行の恐ろしさを知った。自分の身は自分で守らないといけないなっていう至極当然なことの再確認。
そして、今の時代法律を知ることこそその方法なんだなっという感想。
青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)
エンロンの粉飾決算ってなんやっけ?っていう疑問にすべて答えてくれた一冊。
参考文献まで乗っけてくれるから次に読むべき本がよくわかるのだけど、あまりに膨大すぎて絶句。この人はどんだけ本を読んどるのかと。
カラ売り屋 (講談社文庫)
この一冊に何編かのお話が書かれている。ホリエモンもその中にいるんだけど、フジテレビ辺がない。なぜなんだろ。
アジアの隼 (上) 祥伝社文庫
最高だった。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)
真山仁が書いた中国を舞台にした経済小説。
中国に留学してたので、ものすごく共感できた。中国に駐在してる人には召し上がっていただきたい一品。
新装版 バンダルの塔 (講談社文庫)
高杉良が書いた中東を舞台にした経済小説。石油と日本の関係だけでなく、その当時の政治情勢がわかった。
9月:
図解入門ビジネス 最新投資ファンドの基本と仕組みがくわかる本 (How‐nual Business Guide Book)
PEについて知りたいのと、ファンド全般について知りたいってので読んだ。
内容はかなりわかりやすく、ファンドの概況については理解したと思う。
興味深いのはREITによる証券化で、それがこれから中国でどのように発展するのだろうというのが気になる。
これは小論文の準備のためにかなり直前に読んだ一冊。
かなりインパクトがあった。日々論理的にしゃべらんとなーっと思った。
論文対策のために読んだ本と同じ著者だったので、読んでみたくなって読んだ。
前半部分はなかなか面白かったけど、後半部分はほぼ論文対策で読んだ本と同じ内容。
詳細はここで書いた本を参照してください。
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